6月 122011
 

3.11大震災で取手競輪場も被害を被って,ずっとバンクが使えなかった。5月末から使えるようになって,今年度の茨城県民総合体育大会自転車競技兼国民体育大会茨城県大会が開催された。しかし,開催案内があったのは月曜日のことだった。まあ,調整しても無駄だろうが休養だけはしっかりと取った。今年も糸魚川ファストランのためにロングライドばかりやっていて,耐乳酸トレーニングもスプリント・ダッシュもほとんどしていない状態だ。

取手バンクは特別観覧席のガラスが割れ,審判棟も傾いているそうだ。バンク自体には損傷は無かった。

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日除けのミニテントを設えたところで,「先生,お久しぶりです。××です。」と呼びかけられた。なんと,平成元年につくばに来たときの院生だった女性ではないか。 まったく妙なところでの出会いだ。彼女は陸上競技の投擲をやっていたと言うことだが,何でまた自転車なのだろうか。まぁ,自分もこの問いには十分に答える ことは出来ないが。

今日の出場種目は200mFL,1kmTT,3kmTTの独走種目ばかりだ。夕方には柏で糸魚川ファーストランの打ち上げがあるので,午前中に終わらせたいのでケイリンなどは申し込んでない。ギアはすべて48x15Tで行くことにした。天候は曇りで風もほとんどないが,少し蒸し暑い。

まずはスプリント予選の200mFLだ。第2コーナーの天辺から駈け下ろし,第4コーナーから直線に入ると,もはや脚は売り切れ状態だ。かろうじて14秒を切っているが,それでも昨年よりも少しばかり良い結果だった。

続いての1kmTTはスタートで踏ん張ったのが効いて,第2コーナーからバックの直線に入ったときにはすでに脚に乳酸が溜まったような感じだった。それでもメーターと睨めっこしながらペダルを踏んでいくがスピードを示す数字はどんどんど小さくなっていく。最後の200mを迎えたときには「あのゴールまで到達できるだろうか」とさえ思ったほどくたばっていた。昨年のこの大会の記録をすこしオーバーした記録だった。

練習仲間から「よく,3kmTT走りますね」と呆れとも賞賛とも取れる言葉に送られて3kmTTに出場した。時差スタートで先行するライダーはロードの中学生か。始めの3周回ほどは40km/hオーバーで行けたが,次第にスピードは落ちていった。5周回で先行する選手がはっきりと見えてきたので再び40km/hに戻すべくペダルを踏み込んだ。ようやくのことに,最後のコーナーで先行を交わしてゴールした。抜かれることはあっても,抜いたことは初めての経験だ。しかし,すぐにも彼のような若者には負ける日はそう遠くないだろう。昨年の大会よりも少しばかりましなタイムを記録した。

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ラップタイムを計ってくれた自転車店主は「DHバーを綱引きのように引いてサドルと尻の間に葉書が差し込めるようなポジションでモガけるといいんですが ね」とアドバイスしてくれた。はてさて,どうしたもんだろう。ポジションよりも中距離のスピード持久力を養わなくては,と思うのだが。

で,本日の結果は,

200mFL 13″954

1kmTT 1’24″964

3kmTT 4’37″218

であった。永遠のライバルS君には1kmTTで大差を付けて勝って溜飲を下げた。

帰宅後,腰に痛みを覚えた。そうこうする内に立ち居振る舞いにも支障を来すほどの痛みになってきた。1kmTTのスタートの踏ん張りでまたもや腰を痛めてしまったようだ。明後日は蔵王縦断ツーリングだというのに,どうしたものか。

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