コロナ禍のなかのゴールデンウィーク(4月29日)に石岡市(旧八郷町)のいばらきフラワーパークがリニューアルオープンした。1985年のつくば科学万博に合わせて開園した茨城県フラワーパークを大改修したものという。コンセプトは『「見る」から「感じる」いばらきフラワーパーク』とのこと。夏にはグランピングエリアなどの宿泊施設もオープンするらしい。20年以上前にここのバラ園を訪れたことがあり,自転車トレーニングではフルーツラインのコース上にあるこの施設の前を数えきれないほど通過している。
数日前に,休日を取った息子2号から孫5,6号を連れて行くとの連絡があった。カミさんと相談してこのいばらきフラワーパークに行ってみようかということになった。この孫ッチに会うのは,近くにいながらも,1年ぶりにのことだ。マンションまで迎えに行って見た孫6号の驚くほどの成長した姿にはカミさんともども驚きだった。前回に彼を見たのは,まだ生まれてひと月もたたない頃のことだった。すでに1歳の誕生日を迎えた彼は息子2号の小さいときにそっくりな顔をしていた。カミさんも自分もほほ笑ましい限りだ。いっぽうの孫5号のは1年前とほとんど変わってない。彼女の方は我々のことをすぐに判ってくれてさっそくお茶目ぶりを発揮してカメラに収まってくれた。
フラワーパークに入場して孫6号を歩かせてみる。バラのトンネルのちょっとした傾斜にてこずる孫6号をでカミさんはうれしそうに抱っこする。トンネルを抜けて出会ったインフォメーション前の大きなパラソル下のベンチで,先ずは腹ごしらえのランチをとることにする。
ポカポカ陽気の中でカミさんが腕をふるったランチに孫たちは舌鼓を打ち,アッシー君の自分以外の大人はビールを楽しむ。足下には咲き頃を迎えたバラも見られる。バラの満開シーズンは料金アップされるようだ(が,2021年の春のバラシーズンは特別に上乗せされないとある)。
エネルギーの補充が済んだところで,インフォメーションでもらってきた園内の地図を携えてパークの散策にゴーだ。
前方に見えるグリーンテラスにむかってグリーンヒルを駆け登る。自分も孫5号を追いかけてのヒルクライムだ。70歳の年の差だが,まだ追いつける。
グリーンヒルの頂上では孫6号が不思議そうに犬を眺めている。ここは犬も連れて入場できる施設なのだが200円の入園料を取られる。そうしている間に孫5号はグリーンヒルを駆け降りてレストランローズファームハウスのデッキで昼寝を決め込んだ息子2号を起こしにいった。いやはや,こどもの行動力にはついていくのが一苦労だ。
グリーンヒルのさらに上にはスポーツスライド(ソリ滑り)とスカイサイクルがあった。孫5号が乗りたがるのでスカイサイクルには自分が,スポーツスライドにはカミさんが同乗した。孫6号はなにやらの花に興味をひかれているのか。
やがて昼寝から目覚めて上がってきた息子2号に再び孫5号はスカイサイクルをせがむ。同乗したパパの方が楽しんでいるようだ。
一息ついたところでダリヤと芍薬の園やボタン園を散策する。孫5号は,まだこの年齢では,写真撮影のポーズの要求に喜んで答えてくれる。
ざっと園内を回ったところで外に出る。すれ違う入場者の口からの「ここには階段ばっかで車イスやお年寄りのためのスロープがないねぇ」との声が聞き取れる。確かにそうですねぇ。
さっそく孫5号は,入場前から目を付けていた,ソフトクリームをせがむ。われわれ夫婦にとって久しぶりの孫たちとの楽しい一時だった。
夕食は息子2号が親孝行をしてくれて,行きつけという焼き肉屋に連れていってくれた。日中は学校でフラワーパークには来られなかった孫1,4号も合流しておいしい焼き肉や平壌冷麺を堪能した。それにしても,アメリカに行ったきりコロナ禍で一時帰国もかなわない孫2,3号はいまごろ何をしているのだろう。