8月 102017
 

はじめに

2017年6月17日から8月4日の7週間にわたって3回目のドイツ自転車旅を楽しんだ。期間中はFree Wi-Fiを利用してFacebookで友達に日々のツーリングをリポートした。いずれは詳細なリポートをブログ形式でアップする予定だが、取り敢えず、Facebookをまとめた形で紹介することにした。なにせ長旅でたくさんの写真、メモを整理する必要があるのでブログへのアップはいつのことになるやらわからない。ボチボチとやっていきますのでしばしお待ち下さい。では、ドイツ・オーストリア・チェコの自転車旅行紀をどうぞ▲(前半の「ドナウ川自転車道の旅」の詳細版をアップしました@2017.11.23;後半の「エルベ川自転車道の旅」の詳細版をアップしました@2017.12.28)

6月17日 成田 〜 ドーハ Doha(飛行機)

本日から8月4日までドイツ,オーストリア,チェコを自転車旅してきます。ドナウ川自転車道をドナウエッシンゲンからウィーンまで,エルベ川(モルダウ川)自転車道をプラハからハンブルクまで旅する予定です。出がけの情報では,カタールが周りのサウジアラビア,UAEなどから国交断絶されたとのこと。ドーハ空港乗り換えに支障をきたしそうです▲今年はルターの宗教改革から500年です。かつての東ドイツを旅するのも楽しみです。カミさんと共同あるいは喧嘩しながらの非日常を体験してきます。では,行ってきます。

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6月18日 ドーハ Doha 〜 フランクフルト Frankfurt am Main(飛行機)

ドーハ到着です。まだフランクフルトまでは9時間かかります▲ 15時すぎにフランクフルト中央駅にたどりついた。ホテルにチェックインして街に買い出し。そうだ、今日は日曜日だった。スーパーもデパートもどこもお休み。駅のスーパーでようやく洗剤とシャンプーが買えた。

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6月19日 フランクフルト Frankfurt 〜 ドナウエッシンゲン Donaueschingen(電車)

ドナウエッシンゲンに到着。ドナウ川の源流と言われる泉です。明日はいよいよここからスタートします。

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6月20日 ドナウエッシンゲン Donaueschingen 〜 ミュールハイム Mühlheim an der Donau 55.82km

ドナウ川自転車道をスタートして2.5kmほどでブリガッハ川とブレク川が合流してドナウ川という名前になります。 旅は川と付きつ離れつで進みます。のどかな田園地帯を走っていくと、アレレ、ドナウ川が無くなりました。 川床の石灰岩に吸い込まれて地中をながれるそうです。メーリンゲン Möhringenの手前で再び水が現れました▲ 今日もクソ暑く、ビールを飲んだら走るのが嫌になり予定通りのミュールハイムで宿をとりました。シャワーと洗濯して、下の街に買い出しにでます。

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6月21日 ミュールハイム Mühlheim 〜 ジクマリンゲン Sigmaringen 54.27km

朝の散歩で見たミュールハイムは歴史地区,とありました。木組みの家並みや市門が残っています▲今日のドナウ川はまだ美しき青きドナウで川床には梅花藻のような花がいっぱいです。 コースはドナウ谷という耶馬渓のような奇岩の景色の中を走ります。 ところが,ミスコースをして砂利の山道を登ってしまいました。途中で気がつき戻りましたが大汗をかきました。道標の立て方に問題があるのか自分の早とちりなのか? ▲ジクマリンゲンでようやく宿がとれました。大きな街にしては宿が少な過ぎです。ドナウ川の川面に映えるジクマリンゲン城はどうでしょう? アップダウンの多いきついコースでした。

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6月22日 ジクマリンゲン Sigmaringen 〜 ムンダーキンゲン Munderkingen 64.02km

今日も一日中クソ暑かった。 トウモロコシ畑、麦畑、牧草地の中の自転車道をひたすら進んだ。虫刺されに閉口した▲ある村外れで20%を越すような激坂にであった。カミさんに代わってバイクを押し上げ,頂上を目指す。頂上には命の泉、魔法の水が出迎えてくれた▲線路わきの怖いコースのあとは、ナント、コーラの自販機だ。▲ムンダーキンゲンについたもののインフォメーションは午前でお終い 自力で宿が探せてひと安心。役場(ラートハウス Rathaus)脇のレストランでデュンケルビールをゴクゴク。今日の単調なコースはこのためにあったようなものだ。

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6月23日 ムンダーキンゲン Munderkingen 〜 ブラウボイレン Blaubeuren 40.16km

今日はメインルートを外れてバリエーションルートのブラウボイレンに回りました▲車道脇には自転車専用道路があります。が、時には右側通行の側でなく反対側に左折標識があります。きょうはこれに引っかかり、真っ直ぐ進んでしまい、引き返すはめにあいました。▲エーインゲン Ehingenから脇のルートに入ります。街の中心はマルクト広場で噴水、役場、教会があります▲ランチは途中のスーパーマーケットのパン屋でとりました。パンの種類の多さにはビックリです。外に出たら、馬での旅人(?)にあいました▲ブラウボイレンまでは40キロメートルだったので2時には到着しました。で、先史博物館でお勉強をしてホテルにチェックインしました。ところで、このホテルは ネットで6700円とあったので予約したのですが、なんと、税とサービス料が3000円もプラスされていました。これって、普通デスか⁈ ▲おめあての青の壺(ブラウトップ Blautopf)は、そうですね、秋田(青森か?)の五能線の十二湖ですね。でもこの泉のそこは地底湖、鍾乳洞があるそうです(先史博物館でそう言っていた)。明日はウルムです。

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6月24日 ブラウボイレン Blaubeuren 〜 ウルム Ulm 23.97km

ブラウトップ(青の壺)から発するブラウ川に沿って走り、2時間ほどでウルムに着きました。ウルム市内の自転車道もキチンと整備されています。▲まずは大聖堂です。1355~1890年に建てられた161.53mの世界最高の塔をもつウルム大聖堂の塔を攻略しました。768段の狭い階段を登り141mの展望台にあがりました。さすがに脚が疲れました。▲お後は、傾いた家、市資料館、市役所、肉屋の塔などをみてドナウ川べりを散策しました▲あたかも今日はお祭り(ライオンズクラブチャリティー)で、船上槍試合がみられました。私たちもお祭りに混じって、マウルタッシェン、カレーソーセージ、名前の分からない農家料理をビールで流し込みました。楽団の演奏や宝くじ(2ユーロ投資して外れ)などで夏祭りを楽しみました。これぞまさに行き当たりばったびの自転車旅の醍醐味です。

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6月25日 ウルム Ulm 〜 ディリンゲン Dilingen an der Donau 61.58km

ウルムから2時間のギュンツブルク Günzburgでもお祭りでした。で、白ソーセージ、サラダとビールでランチ。ビールは意思疎通を欠いて倍の料金を払ってしまう。グーテンベルク印刷機やハンマー叩きゲームで遊ぶ▲宿泊地のディリンゲンのインフォメーションℹは日曜日で休みなので自力で宿探し。この街はキリスト教関係の施設にあふれている。地元の人に助けられてようやく宿をゲット。フランチスカ修道会のゲストハウスだ。部屋にはテレビもなく、キリスト像と聖書がある シャワー、洗濯の後に夕食。バイツエンビールの黒で牛肉チーズ絡めとサラダをいただく。帰りしなに強い薬草のリキュールをサービスされる。▲今日は涼しくかったが、気圧計と空模様を気にしながらの旅だった。さいわいにも降られなかった 。

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6月26日 ディリンゲン Dillingen 〜 レンナーツホーフェン Rennertshofen 71.60km

テレビもネットも無い静謐なフランチスカ修道会ゲストハウスを出発して今日の昼はドナウヴェルト Donauwörthです。ここは4年前にロマンチック街道自転車道の旅で訪れたところです。泊まったホテルも健在でした。イタ飯屋でサーモンとトマトのパスタとサラダとおきまりのビール。カミさんはデュンケルビールが気に入ったようです▲予定した村には泊まれるようなホテルはなく、次の街レンナーツホーフェンまで足を伸ばした。ここしか無いホテルは89ユーロとお高め。でも次の街は更に1時間なのでオーケーする。 晩はスーパーで買ったサラダ、ビールとアルファー米のワカメご飯。さて、ワカメご飯はできたかな?

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6月27日 レンナーツホーフェン Rennertshofen 〜 フォーブルク Vohburg an der Donau 59.69km

朝起きたら雨☔でしたがスタートする時は止みました。初っ端からのアップダウンは堪えましたが涼しさに救われました▲1時間ちょっとでノイブルク Neuburgに到着です。お城を始め市役所など街中を見て歩き回りました。 つぎの街はどんなかな?と期待しながら進みます▲大きなコース道標には街名と距離があります。小さな道標が交差点ごとに設置されています。青地に黄色い川のマークがドナウ川自転車道です。これを見落とさないように注意します。よくもまぁこんな道を、と感心するコース設定です。これも危険な幹線道路を避けるためです。で、必然的に(?)砂利道が多くなります▲インゴルシュタット Ingolstadtは新旧のラートハウスが並んでいます。わきの喫茶店で大カプチーノとケーキを食べた後は城や教会などを見て歩きました。インゴルシュタットはフランケンシュタインの舞台で、「解剖学通り」にはドイツ医学史博物館があります。が、この街で2時間も過ごして4時半になってしまったので、見学を諦めて次の予定地での宿探しに出かけました▲フォーブルクに着いたのは6時を回っていましたが、まだ陽はカンカンです。宿を見つけて夕食に出かけます。8時半ですが,まだ明るい 肉料理ビールでいただきました。因みに25.2ユーロでした。宿は72ユーロです。12,000円くらいでしょうか。初めて落ち着いて食べた夕食です。

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6月28日 フォーブルク Vohburg 〜 レーゲンスブルク Regensburg 90.18km

ジャガイモ畑を走りノイシュタット Neustadtに入る。ここでバイクの荷台のボルトが抜け落ちていることを発見。街の人にバイクショップを尋ねてボルトを取り付けてもらう▲ヴェルテンブルク Weltenburgの手前で☔にふられるが、船着場に着いた時は止んでいた。ここから「ドナウの裂け目」を抜けてケルハイム Kelheimまで⛴の旅をすることにした。ノンビリする間も無く20分ほどでケルハイムに到着▲計画ではケルハイムで宿泊だったが陽も高いのでレーゲンスブルクまで足を伸ばすことにした。山上の開放記念堂へのヒルクライムもパスだ。ケルハイムのドナウにはライン川−マイン川−ドナウ川運河が合流している。で、貨物船や豪華な客船が行き来するほど大きなドナウ川に成長している。▲カミさんの素晴らしいリードでブッ飛ばし、レーゲンスブルクに着いた。が、宿は満員状態だ。自転車旅行者向けのペンションをなんとか予約してもらい一安心した。シャワーを浴びて2.5km先のレーゲンスブルク旧市街に空荷のバイクで出かけた。ラーツケラー(市庁舎付きの酒場)で4種のビールを試した。デュンケルビールを追加注文し、ソーセージ盛り合わせとサラダでカミさんの誕生日を祝った。カミさんはドイツで3回も誕生日を迎えている▲世界遺産の街のレーゲンスブルクはどこをとっても絵になる。ドナウ川最古の石橋からは素晴らしい夕焼けがみられた。本日の走行距離はこれまで最高の90kmオーバーとなっていた。

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6月29日 レーゲンスブルク Regensburg 〜 シュトラウビンク Straubing 56.98km

昨夜はあんなにきれいな夕焼けだったのに、朝起きたらザンザンブリの☔。それで旧市街に向かい、大聖堂を見学する▲石橋を渡り自転車道に向かう。石橋を渡った地区(シュタットアムホーフ Stadtamhof)も世界遺産になっている。レーゲンスブルクから少し下流の山上にヴァルハラ神殿が現れる。ここも雨のヒルクライムは嫌でパス。2時には雨も止んで、シュトラウビングがみえてきた☺▲シュトラウビングは、思いもかけず、素敵な街だった。街は第二次大戦で壊滅したが、今はこんなにすばらしく復興されている。ℹのすぐ側の自転車旅行者向けのホテルに投宿した。が、昨日と同様にインターネットが使えない。

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6月30日 シュトラウビンク Straubing 〜 ニーダーアルタイヒ Niederalteich 54.18km

シュトラウビングをもう一度散策してスタートし、1時過ぎにデッゲンドルフ Deggendorfに入った。この街もシュトラウビングに似ている。ここでカフェで苺たっぷりのアイスクリームパフェを食べる。フリーWiFiにつないでパッサウでの明日、明後日の宿を予約する。ここも満員状態でやっと1km離れたところのホテルを予約する。やれやれ、アイスが溶けちゃった。宿泊予定地の手前のニーダーアルタイヒで素敵なペンションを見つけて飛び込みで投宿する。ベランダから望むドナウ川はゴウゴウと流れている。

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7月 1日 ニーダーアルタイヒ Niederalteich 〜 パッサウ Passau 57.24km

7月1日はツールドフランスがドイツをスタートする日だとか? ペンションの主人にツーショットをとってもらい出発。右岸のフィルスホーフェン Vilshofenに入るが☔が降りそうなのでショータイムのみで退散。途中のスーパーのパン屋でお菓子のランチ(サンドイッチが無かった)。食べ切れなかったアップルパイはハクチョウの家族に(本当は良くないかな?)▲2時半に、ドイツドナウ川の最後の街パッサウに入る。インフォメーションでホテルの場所を聞いてイン川を渡って投宿。まずは大聖堂の世界一のパイプオルガンコンサートの切符を、と思ったら夕方のコンサートは木曜のみで日曜の昼のコンサートも無し。仕方ない、月曜日の昼を聴いてからスタートすることにしようか▲この後、街の散策でカミさんと意見が合わず喧嘩別れに。自分は3本の川(ドナウ川、イン川、イルツ川)の合流点を見に行く。イルツ川はよく見えない。ドナウ川にはバイク&船旅のツァーの船が何艘も。文化の違いを見せつけられた。 カミさんはふて寝してます。

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7月 2日 パッサウ Passau観光

朝に早々に休戦協定を成立させてパッサウの休日を楽しみに出掛ける。山上の巡礼教会マリアヒルフ修道院に登る。長 〜 い階段を上った後の見晴らしは最高。 小さいビールとベイクドポテトとベーコンのサラダで昼食を済ませ3リバークルージングに▲ドナウ川、イン川に加わる小さなイルツ川が合流しているのがよくわかる。パッサウでは2013年にドナウ川の氾濫で4メートルもの水嵩になったようだ。クルージングのあとはオーバーハウス城砦を見学した。ここも山の上の城で階段ばっかり。

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7月 3日 パッサウ Passau 〜 オーバーミュール Obermühl an der Donau 50.61km

パッサウの大聖堂で昼からのパイプオルガンコンサートを聴いた。世界最大のオルガンの音の包まれたら「主よお許しください、どうか天国にお召しください」なんて思っちゃいそう。パッサウを後にして走り、堰・運河で一休み。そして、ドイツとの国境は呆気なく通過してオーストリアへ入った▲オーストリアドナウの自転車道はユッタリして壮大だ。やがてドナウ川はS字状に大きく湾曲し左岸の自転車道は行き止まりとなった。 船で4キロ先まで移動してさらに自転車旅を続ける。実にのんびりした景色だ。やがてオーバーミュールが見えてきた。予定ではもっと先まで走ることになっていたが、コンサートのために午後から乗り出したのでここまでしか走れなかった▲ホテルには家族向けの部屋しか空いてなかったがここで今日の打ち止めとする。夕食は,名物のナマズ、スズキ、カワカマスなどの魚はパスして,サラダと肉料理と、もちろん、バイツェンビール。行く先々で違った味のビールを楽しんでる。

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7月 4日 オーバーミュール Obermühl 〜 リンツ Linz 52.28km

宿の前からフェリーで右岸に渡る。左岸は再び行き止まりになるのだ。キャンプ場で一息いれる。こんなキャンプ場は日本にあったか? アシャハ Aschachあたりのドナウは本当に雄大だ。水の色はヒスイ色だ。水門が見えてきた。これを渡って左岸の自転車道からリンツに入ることにする▲リンツが見えてきた。橋を渡ってハウプトプラッツ(中央広場 Hauptplatz)のインフォメーションで宿を紹介してもらう。今晩のやどはアパートメントだ。大都会(リンツは三番目)での安宿探しは大変だ。シャワーのあとで名物のリンツァートルテを食べる。嫌いじゃないけどとにかく甘すぎる▲カミさんの希望で50番のトラムで518mの山上に登る。トラムは簡易アプト式でグイグイ登る。山頂には巡礼教会があり、そこからの眺めは素晴らしい。リンツの街が一望できる▲ 降りてきて、州庁舎を見る。中庭ではブルックナーハウスのコンサートの準備が(自分はブルックナーのトロトロが性に合わないが)。 マリア大聖堂は内部を修理中で祭壇がみえない。でも、ステンドグラスには感激した。

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7月 5日 リンツ Linz 〜 グライン Grein 72.41km

暑い1日だった。 早朝8時にリンツを立つ時に後輪にクリップの破片が刺さってパンクしてしまった。手早く修理できてリンツの街にお別れ。川沿いの木立の中の自転車道を進み、途中のスーパーでおやつの買い物。スパーってもう日本で見かけないですね▲14%の激坂を登りマウトハウゼン強制収容所(Mauthhausen KZ)メモリアルを訪ねる。ここはナチのSSが犯罪者、反社会分子を収容し花崗岩の採掘をさせた施設だ。のちにユダヤ人も収容された。ここでは毎日の拷問、重労働のために死亡率が異常に高かったそうだ。かつて訪ねてたアウシュビッツやビルケナウのような絶滅目的のKZではないがガス室や焼却炉があった。ジリジリと照りつける陽と緑いっぱいの中に建つKZでとてつもないことが行われていたとはとても信じられない。ナチは当時のドイツ帝国民が支持して政権をとり、国民はあの人の演説に酔いしれて狂気に走ってしまった。いまの日本の政権もそうはならないとは思えないが、どうだろうか☠ ▲あまりに暑いのと狂気の歴史を見た余熱を冷ますために(?)ビールとソーセージ、チキンカレーでお昼をとった。旅を再開すると、珍しく飲み水用の噴水に出会った。追い風に乗って完全舗装の自転車道を時速25キロオーバーで進み続けると今日の宿泊地のグラインの街がみえてきた。

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7月 6日 グライン Grein 〜 メルク Melk 53.32km

グライン城から街を俯瞰してからドナウ川自転車旅を続ける。左岸は車と並走するルート。「あっち側にも自転車道があるじゃん」とカミさんが。背中に非難の無言の圧力を感じながら水の上のコースを走る。イップス Ybbsで右岸に渡り自転車博物館を覗く。再スタートするとカミさんがお腹がゴロゴロする、と言う。自分もそんな兆候だ。朝のミルクが合わなかったか? 近くにトイレもないし街もないので、追い風に乗って飛ばしてメルクを目指す。かなたにメルク修道院が見えてきた▲ ℹで有料トイレが利用できて一安心。宿を紹介してもらい、荷物を置いて何はともあれメルク修道院の見学を優先する。壮大な修道院の中は撮影禁止でした。絢爛豪華な 美術品、歴史的な膨大な蔵書、燦然と輝く教会などをたっぷりと見学できた。宿に戻りシャワーを浴びて夕食。今日はワインにしましたが、味はイマイチ。次のクレムス Kremsに期待するか?▲帰って友人の中山さんが亡くなった事をFBのメッセージで知らされた。ただただ驚くばかり。合掌。

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7月 7日 メルク Melk 〜 アルテンヴェルト Altenwörth 66.17km

メルクを出ると右岸の崖に建つシェーンビューエル城が見える。先に進むとアンズ畑だ。ここいらはアンズが名産。フェリーで左岸に渡りデュルンシュタイン Dürnsteinを訪ねる。ブルーのデュルンシュタイン修道院に思わず、オーと感激する▲街を散策中に宮崎からの日本人夫妻にバッタリ。3週間ぶりの日本語での会話を楽しむ。彼らと別れてズッキーニのフライ、チーズ入りのソーセージとワインでお昼を。ワインの味はまだよくわからないけど,それほどうまいとは思えない。「地球の歩き方」のクレムスを歩く。今の我々にとっては食傷気味の街並みだ。ドナウ川沿いの自転車道を追い風に乗って飛ばす。両岸には街も村も見当たらない。ゲゲ、今日の宿は大丈夫か、と後ろのカミさんに聞こえないように呟く。コースから外れたアルテンヴェルトでワイン農家の個人宿に飛び込みで交渉。英語の堪能な孫の親切でピザの宅配をお願いする。ワインを軽々一本開けて、実に至福のひと時を過す。チープな旅だが心は満腹▲今日は七夕、9時半にようやく日没です。オーストリアでは織姫と彦星ははデートできそう。

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7月 8日 アルテンヴェルト Altenwörth 〜 ウィーン Wien 68.89km(1,059km)

今日も暑い。木陰に入ると涼しいんだが。この格好でドナウ川で泳いじゃおうかと思ったほどだ。クロスターノイブルク Klosterneuburgにも大きな修道院が。外から見ただけでウィーンを目指す▲ウィーンに近づくとドナウ川は運河を分けてそれが街に続いていく。ℹに行くためにとにかくシュテファン大聖堂を訪ねながら自転車を押して歩く。街は人の波。ようやく大聖堂に到着。かくしてドナウ川自転車道地図の第2巻の終着点を極める▲ここからインフォメーションに行き、予約してあるホテルを聞いて見る。忙しいためか実にそっけない対応だ。自転車で行きたいのだが、と聞くとそんなの知らないとウィーンの自転車地図をくれるだけ。で、Wi-Fiが繋がったスマホを頼りになんとかチェックインできてた▲明日は中央駅でプラハへの切符を聞いて見て,それから観光だ。人が多すぎて目が回ってしまう。 今日で走行距離はドナウエッシンゲンから1059km、我々のドナウ川の自転車旅が終わった。

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7月 9日 ウィーン Wien観光 12.14km

ウィーンの休日の1日目。まずは市内マップを検討してからウィーン中央駅まで予行演習で自転車で走り,プラハまでの列車の予約をする。座席も自転車も無事に予約できて一安心▲ついでにこのままバイクで市内観光に回る。 シュテファン大聖堂からスタートしようと尖塔を目当てに進んだが、着いたところは市役所だった。カミさんは「都庁ビルに相当だね」と。市庁舎(ラートハウス)の前でフィルムコンサートの準備が。昼食は生のジャズコンサートを聴きながらビールとウィンナーソーセージで。のんびり1時間を過ごし、何やら立派な建物の前を通ると王宮らしい。予習してないので何が何やら名所がわからない。いずれも館内見学もパス。ふらっと入ったペテロ教会では合唱コンサートが。堂内に澄んだ歌声が響き渡る。オルガンもさる事ながら、歌声もいいもんだ▲似たように見える建築をいくつか見ながら散策したが、たぶん街の中心部は見て回っただろう。明日はシェーンブルン宮殿に行って見よう。 とにかく暑い。そして小さいアブのような虫に悩まされる。これでもかと、これでもかとオーストリアハンガリー帝国、ハプスブルク家の栄光が押し付けられる。いやはや、ウィーンってところは。

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7月10日 ウィーン Wien観光

ウィーンの休日2日目はシェーンブルン宮殿です。朝は雨が降ったのでトラム(市電)で行くことに。チケットは全室鑑賞と庭などが鑑賞できるクラシックチケットにしました。30分も待たずして入場でき、日本語オーディオガイドに従って40室を鑑賞しました。ロマンチック街道のノイシュバンシュタイン城よりも見所がありました。例によってここも写真撮影はダメでした。庭園の鑑賞は無料ですが、とにかく暑い。ネプチューンの噴水とグロリエッテ(展望台)への登りはひと汗です。不覚にも噴水を裏から見終わって戻る時に足を滑らせ右足首を酷く捻挫してしまいました。グロリエッテからはここまで登ってきた価値があるウィーンの街の展望が開けました。あとの庭や迷路庭園などは?でした▲さあ、明日はチェコに入ります。

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7月11日 ウィーン Wien 〜 プラハ Praha 4.51km

ウィーン中央駅から国際特急列車railjetでプラハへ。バイクの積み込みと固定には二人がかり。車窓から見るチェコの田舎もドイツ、オーストリアと変わらず。3時過ぎにプラハ中央駅に到着。新市街に宿が取れた。 荷解きの後は旧市街の散策に▲広場のヤン・フス像の傍のJazzフェスティバルを聞きながらビールだ。チェコのビールはことのほか旨い▲路地をブラブラしてカルレ橋へ。20数年前と変わらずと思ったが、カミさんは「あの時はこんな人がいなかった」と言う。プラハは狭い地域に見所がギッシリで、ウィーンよりも好きだな。2度も訪れるとは思いもしなかった。明日はプラハ城を見てからエルベ川自転車旅のはじまりだ。夕焼けがビールに合う、とまた一杯。

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7月12日 プラハ Praha 〜 クラルピ Kralupy nad Vltavou 41.79km

今回の自転車旅の後半のエルベ川自転車旅をスタートさせる日だ。午前中にプラハ城を見にいった。が、どこもかしこも見学するのにお金が要る。カミさんは20年前と同じように衛兵とのツーショットを。なんとビックリ、黄金の小路の見学まで有料だ▲ちょっと嫌気がさし、庭園から眼下に望む百塔の街を目に焼き付けて旧市街に戻る。広場の屋台でソーセージ、ハム、ジャガイモ&ザウアークラウトを注文したらデッカイ豚の丸焼きとどっさりのポテトが出てきた。そんなに要らないと言ってもこれで一人前だと言う。なんと34ユーロ相当をぼったくられた。プラハの好印象が一挙に冷めてしまった。気を取直してヴルタヴァ川(Vltava,ドイツ語ではモルダウ Moldau)の自転車道に行く▲A2と表示されたつつましい標識が現れた。ユッタリと流れるヴルタヴァに「みなかみは遠きボヘミアの…」とスメタナの曲を口ずさむ。トロヤ Trojaの街でカヌースラロームの練習をしばし観察。こんな近くで見るの初めて。自転車道は危険な難路をそれるヒルクライムコース、悪路のダウンヒルや未舗装道路となる。先のオーストリアドナウ川自転車道の完全舗装路と大違い。3時過ぎにヴルタヴァを渡ったクラルピの街でホテルを見つけて投宿。

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7月13日 クラルピ Kralupy 〜 ロウドニツェ Roudnice nad Labem 62.49km

クラルピィからどこまでいけるか、と出発。ヴルタヴァ川沿いの鬱蒼とした木立の小径を走りポプラ並木の爽やかな舗装路を行くと ヴェルトルシイ城 Zámek Veltrusyが現れた。一休みを兼ねて散策する。。今日は肌寒いくらい涼しい気候で走りやすい▲ブルタバを渡るフェリーの脇コースでなく,本コースを選んだ。なんと膝がガクガクするような階段を昇り降りする羽目に。あとの後悔さきにたたずデス。昨日泊まる予定だったミェルニクへもダラダラの登り。ここでヴルタヴァに運河とラーべ(Labe,ドイツ語ではエルベ Elbe)が合流してラーべ川(エルベ川)となった。ヴルタヴァ(モルダウ)の終わりだ。ミェルニク Mělnikで食べた海老チャーハンで元気を取り戻せた▲雄大なラーべの水面すれすれに自転車道は続く。すると原発らしき建物が。休止中かな? 4時半にロウドニツェ に入る。今日はここで打ち止めにする。投宿したホテルはスイートで 今回初めてのバスタブ付き。朝食付きで63ユーロ(7900円くらい)。夕食はビール、ピザ、サラダで14.2ユーロ(1800円くらい)。プラハを離れた田舎のチェコは物価が安い。料理も豊富でうまい。ラーべの彼方のミニ富士に落ちる夕陽がきれいだ。明日はどこまでか?

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7月14日 ロウドニツェ Roudnice 〜 デェチン Děčín 78.21km

山の見えるコースはなんか懐かしい。今日はバリエーションコースの左岸を走りテレジン Terezínへ。お墓の奥に大きな建物が。テレジン小要塞です▲19世紀初頭の要塞で、第二次大戦中にナチが強制収容所として使っていました。 おきまりの「働けば自由になる」の文句。大部屋、独房などをみてまわりました▲2時半頃に夕立に会い雨支度するも,震えるほどの冷たさ。2時間もするとカラッと晴れた。カフェで一休み。この辺りは旧ドイツ軍のトーチカがあちこちに残っている▲ デェチンに着いてホテルも取れた。旧市街のレストランでグーラシュとサーモンのサラダで一息。今日はカミさんに置いてけぼりを食らった。完全にエネルギー不足でした。

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7月15日 デェチン Děčín 〜 シュタット ヴェーレン Stadt Wehlen 45.50km

チェコからドイツに再入国する日だ。デェチン城を散策したりチェコのお金コルナを使い切る買い物をしたりしてデェチンを去る。1時間ほどで 左岸の チェコとドイツの国境が現れた。道標も見慣れた白い大きなものに代わった▲やがて右岸には岩山が現れ始めた。ザクセン・スイス Sächsische Schweizだ。左岸のケーニヒシュタイン Königsteinに渡る。ケーニヒシュタイン要塞は下から見るだけ。クアオルト・ラーテン Kurort Rathenで岩山に登ろうとしたら夕立ちが。岩山は明日にしてここで宿を探す。しかし土曜日とあってどこも満室。見つけたホテルは99ユーロ(1,2000円)と高いのでやめて次のシュタット・ヴェーレンで探すことにして進む▲しかし、ここでもペンション、個人宿も満室やらお休みで5軒目の休暇別荘に投宿できた。キッチン、ダイニング・リビング、寝室、シャワートイレの豪華版だが50ユーロと安い。向こう岸に渡ったら自転車教会なるものが。食事をしようとしたが、断られたり休みだったりで再び戻って見つけたレストランへ。 チキンナゲット、トンカツとお子様メニューにサラダとバイツェンデュンケル ビールで大満足。我々にはお子様の分量で十分だ。 田舎の土日ってどうなってるのか良く分からない☹️

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7月16日 シュタット ヴェーレン Stadt Wehlen 〜 ドレスデン Dresden 34.71km

ネット環境が無い宿に泊まったり、細いネット環境で繋がりにくかったりで旅のレポートが遅れがちだ。今日は待望のザクセン・スイスを訪れた。バイクでクアオルト・ラーテンに戻ろうかと右岸にフェリーで渡ったら、カミさんがバスタイ Bastei行きのバスを見つけた。バイクをシュタットヴェーレンに置いてバスで往復すると楽だしバスタイまで歩いて登らずに済む。 バスタイの奇岩の景観はスイスというよりも中国の桂林か武陵源(映画アバターのロケ地)のようだ。すっかり見とれて2時間はあっという間に過ぎた。昨日の宿探しの苦労も吹っ飛んだ▲シュタットヴェーレンに戻りそのまま右岸を走る。ゾネンシュタイン城を見ながらピルナで本コースの左岸に渡る。右岸にテレビ塔らしき物が見えるようになるとバイクや散策する人が急に多くなって進みづらくなった。河川敷が広くなって、彼方にドレスデンが見えてきた。中心部への道を聞いて旧市街の聖母教会の前に辿り着いた。さて宿探しだ。途中で手に入れたエルベ川自転車道の資料、地図、ネットを駆使してibis budget Dresden Cityを見つけた。ここはウルムでも利用した近代的な安いホテルだ。 2連泊が取れて一安心。カミさんと「今日はツイテルね」 ▲一仕事の後で旧市街に出る。旧市場から聖十字架教会、ラートハウス(市役所)を巡って、戦災で奇跡的に残った、君主の行列の壁画(マイセン焼陶板に描かれた)を見る。 エルベ川の見えるシュロス(城)広場に立って「よくここまで来たもんだ」とカミさんと感慨深く相槌を。むこうにゼンパーオーパー Semparoperを見るがここでオペラを見ることもないだろう。横断歩道の信号が、ここは東ドイツであったことを示している。この街の外れは40年前のワルシャワを思い出させる。

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7月17日 ドレスデン Dresden観光

気がついたら今日は月曜日で、博物館などはお休みか? 調べて見ると一番の見どころのツヴィンガー宮殿はお休みだがレジデンツ宮殿は観られるようだ。アウグスト強王の宝物庫の緑の丸天井の間だけを見ることにした。幸い、朝一番の入場切符が取れた。宝物庫はウィーンのシェーンブルン宮殿のものよりもスゴイかった。金、銀、象牙、ルビー、エメラルドなどなどの財宝の数々にため息が出る。爆撃でやられる前に避難させておいたそうだ。内部への出入りは二重ドアで厳重に空気を管理している。宝物は手を伸ばせば届くところにそのまんま展示されている。当然ながら撮影禁止だった▲ツヴィンガー宮殿の庭園は自由に見れると言うのでそっちに回った。それにしても権力って一体なんなんだと考えてしまう▲エルベ川を渡って旧市街から新市街を歩く。お昼はタラのバター焼とエビのサラダとビールだ。新市街はあまり見るところが無い。カミさんは世界で一番美しい牛乳屋を探したが、情報不足で諦めた。我々の旅のスタイルでは有名観光地でも丸1日で十分だ。音楽も辻音楽を聴くくらいだし、オペラなどに至っては疲れて寝ちまうだろう▲さて、明日はマイセンだ?。昼間のドレスデンはどこもかしこも修理中、工事中だったが、日が落ちて川面に映るドレスデンの町並みは美しい。

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7月18日 ドレスデン Dresden 〜 マイセン Meißen 32.63km

今日は有田焼と並ぶマイセン磁器のマイセンを訪ねた。 ドレスデンにお別れして進むも路面に2ヶ所も大きくある右折サインを二人して見過ごし,戻る羽目に合う。ラーデボイル Radebeulに立ち寄るが、特に目新しいことはない。ここから登れば綺麗なモーリッツ城があるらしいがパス。エルベ川の河川敷には花が咲き乱れ、まるで、草原を走っているようだ▲昼にマイセンに着いた。聖母教会の磁器製のカリオンの音を聞きながらランチを取る。その後アルブレヒト城を見学する。ここでアウグスト強王が白磁器を作らせた! 又してもアウグスト強王のお出ましだ。 マイセン磁器製作所と博物館への道すがら、探したペンションに投宿する▲荷物を置いてマイセン工場を見学。型押し、成形、絵付けなどの主要工程をデモしてくれる。日本語のオーディオガイドでバッチリ理解できた。そのあとは博物館の見学。マイセンの動物、人物などの焼き物は有田でもそうそうは無かった。その大きさ、豪華さに呆れる。博物館の出口にはアウトレットが。お土産をと思うも、安くても60ユーロ、これじゃ今晩の宿代だよ。それ以上に自転車のバッグはソフトなものだし、まだ旅は長いので破損の心配がある。と言う理由をつけて(まるでイソップ物語の酸っぱいブドウだ⁈)買うのをやめた。自宅にある有田、伊万里と比べると、やはり高い。

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7月19日 マイセン Meißen 〜 ベルガーン Belgern 69.63km

今日は特に見るところもなく、暑さの中を淡々と移動した。マイセンのアルブレヒト城とブドウ畑(ビールばっかでワインは飲まなかったが)にお別れして麦畑を走る。こんな時,頭はカラッポになっている。 しかし今日のコースは色々あった▲階段を登り降りしたり、フェリーで対岸に渡ったり、パーべ(石畳)を延々と走ったりした。トイレに立ち寄ったシュトレーラ Strehlaのカフェではとても美味しいカプチーノと甘すぎない美味しいサクサクのタルトを出してくれた。店主とチョット会話できて、小さなお菓子までプレゼントしてもらった。この、人と人との優しいふれあいが旅の疲れを癒してくれる▲宿泊予定の村を過ごして、ベルガーンまで足を伸ばしてペンションに投宿。スーパーマーケットに出掛けてペットボトルを回収してもらって75セントの金券をゲット。ドイツではペット一本につき25セント(30円)の保証金が含まれている。ビール、サラダ、生ハム、ミックスナッツ、カップスープを買って来てペンションのダイニングキッチンで豪華な夕食をとった。

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7月20日 ベルガーン Belgern 〜 プレッチュ Pretzsch 55.43km

ベルガーンの役場に立つ高さ6mものローラン像を見て出発。驚いたことに宿代は45ユーロ(5,600円)と言う安さ。菜の花と麦畑の中を進む。ヴェスニヒ Weßnigで、シュタットヴェーレンでも見た、自転車教会を見つけた。行先の安全を祈願する。 ▲トルガウ Torgauの入り口で旧ソ連の記念碑を見つける。旧東ドイツを見た☹️ 聖マリア市教会とハルテンフェルス城を見学してトルガウを発つ▲カミさんは「ここ、一度走ってなぁい?」と言うくらい似たような景色の中を走る。エルベ川は何処に行ったのか? 退屈なコースだ。宿泊予定のドミッチは寂れた街のようなのでパスして進む。プレッチュでパン屋さんのペンションに投宿する。ドイツ語しか通じないが何とかうまく行ったようで、テラスでビールを勧められる。ここのペンションでもWi-Fiが使えない。夕食は近くのホテルでブタ三昧▲今日は退屈な一日で、疲れマシタ。

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7月21日 プレッチュ Pretzsch 〜 ヴィッテンベルク Lutherstadt Wittenberg 48.43km

今日はマルチン・ルターの街に。 プレッチュからフェリーで右岸に渡る。川を離れてヒマワリ畑を走り,また川岸に出る。川を見るとホッとするし、何と言っても涼しい。やがてヴィッテンベルクに入った▲正式にはルターシュタット・ヴィッテンベルクと「ルターの街」が付く。 まず、シュロスキルヒェ(城教会)に行く。ここの扉に500年前にマルチン・ルターが、免罪符で金儲けに励む、教会(キリスト教)を非難した95か条の論題を貼った。宗教改革、プロテスタントの始まりからちょうど500年だ。記念すべき年に記念すべき都市を訪れた訳だ。教会の中にはルターが眠っているとある▲マルクト(市場)の役場前に立つルターの像を見送って世界遺産のルターハウスを見学する。 今日はやっと郊外に宿が取れた。この都市のホテルはどこも満室だった▲明日はライプツィヒに列車で行ってみようかと思う。戻ったその足で旅を続けるのだが、宿が何処でとれるだろう?

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7月22日 ヴィッテンベルク Wittenberg 〜 コスヴィヒ Coswig 18.89km

午前中は列車でヴィッテンベルクからライプツィヒ Leipzigに移動し、バイクなしの休日を楽しんだ。マルクト広場の旧市庁舎を見て、トーマス教会を見た。バッハがオルガン奏者をしていた教会で、彼はここに眠っている。内部の天井は棕櫚の模様で、ステンドグラスには彼とメンデルスゾーンの顔がある▲デパート前でクラリネット四重奏に聞き惚れ、記念にCDを買った。新役場も豪華で立派だ。「都庁舎とは大違いねぇ」とカミさん。ガラス張りのライプツィヒヒ大学は何の学部だろう? 階下はカフェや商店になっている。なにこれ、って感じ。ニコライ教会は、ここからベルリンの壁崩壊のキッカケになった集会が行われたところ▲お昼はラーメンとカツ丼。ウエイターが,日本のラーメンとは違うけどその点はわかってね、と念を押す。でも、日本の味に飢えている我々には旨かった。ヴィッテンベルクに戻り、自転車旅を続ける。小雨の中をコスヴィックでペンションをゲット。小さな街だが落ち着ける。夕食はコスヴィック グリルプレートを二人でシェアした。それでもお腹いっぱい。

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7月23日 コスヴィヒ Coswig 〜 ヴァルターニーンブルク Walternienburg 66.14km

今日は森林浴、園遊会、コースの途絶、美味しいオムレツ、と多彩だった▲コスヴィヒからフェリーで右岸に渡る。(昨日はコスウィックと書いたが、ドイツ語の語尾にigをィクと発音する人もいます。ライプツィヒをライプツィクと話すドイツ人も。どうでもいいか⁈)。森の中をずーっと走り、野草が咲き乱れる野原を走っていくときれいな湖のほとりに出た。ヴェルリッツと標識にある。コースから外れるが立ち寄ってみる。すると、ここが尋ねるべきであるデッサウ・ヴェルリッツ Dessau-Wörlitzの庭園王国(世界遺産)であることがわかった。デッサウの街にあると勘違いしていた▲さっそくゴンドラに乗ってみる。イギリス人ですらここはイギリスか、と感嘆したというイギリス庭園をボートから眺める。18,19世紀に作られた庭園は自然の地形に城、橋、東屋などを巧みに配置している。ここは一見の価値ありだ▲ 結構な時を過ごしたのでデッサウの街のバウハウスの世界遺産はパス。再び森林、エルベ川辺のコースを走ってアーケン Akenで川を渡ろうと思ったらこれが工事中で行き止まり。さてさて困ったどうしよう思っているとドイツ人の旅の父娘が助けてくれた。このまま進むと次の渡しの街にホテルがあると言う。で、ついて行って次の渡しの街に入るが宿は見つからない。と、ヴァルターニーブルクの街のペンションに空室ありの看板があった。入ってみると先の父娘はが休んでいた▲宿の交渉をして泊まることにしたが、夕食が売り切れでオムレツしかできないと言われた。 我々はビールを大小2杯を飲んでオムレツを食べて投宿した。オムレツを待つ間、カミさんは地元の子供とサッカーゲームに興じる。父娘はさらにフェリーで渡った先の街でホテルを探すと言うので、お礼にインスタント味噌汁と小魚&アーモンドのツマミを贈ってお別れした。親切な父娘に感謝、感謝。宿のテラスから見えた建物まで散歩に出かける。暮れ行く田舎の街にユッタリと時間が流れて行く。

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7月24日 ヴァルターニーンブルク Walternienburg 〜 ホーエンヴァルテ Hohenwarthe 65.75km

古いものと新しいものが混沌としているマクデブルクを見る▲フェリーで左岸に渡りバービー Barbyの街で水を買う。1日1.5リットルは必要だ。道路脇の自転車道を走ると工場地帯に入る。シェーネベック Schönebeckに着いた。旧市街でパフェを食べる。エルベ川に出るところになにやら鉄のオブジェが? ここは工業都市か? 川から離れて草原を走る▲ペダルを漕ぎ続けるとトラムと並走するようになる。マクデブルクに入ったかと思ったらまた川べりだ。ここで、朝食時に作ってきたサンドイッチのランチを食べる。そのまま進むとようやくマクデブルク Magdeburgの街が見えてきた▲運良く中心部のマクデブルク大聖堂に行き当たった。ドイツ最初のゴシック建築の大聖堂はビックリするほど大きく高い。広場を挟んで向こうには、ガウディと見間違えるような緑の砦がある。劇場、レストラン、住宅、オフィスなどが入る複合施設だ。新旧の建物の存在がじつに奇妙だ 雨が降ってきたので観光を切り上げて先に進む▲マクデブルクを離れたホーエンヴァルテで宿を4軒当たって、チョット高いホテルに投宿した。この街にはマクデブルク水路橋がある。写真では見にくいが、エルベ川の上を運河が交叉していて大きな船が通れるようだ。すごいものを作ったもんだと感心する。雨の中、ペンションを断られ、コリャヤバイと思ったが今日もセーフでやれやれだ。

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7月25日 ホーエンヴァルテ Hohenwarthe 〜 タンガーミュンデ Tangermünde 57.91km

シクロクロスで苦労した後は予想もしなかったハンザ都市に出会った。 雨の中を出発して、工事中の自転車道に入り込み砂利道と泥道に悪戦苦闘する。ようやく抜けたと思ったら、ミスコースで草原のトラクターの踏み跡を彷徨う。 まるでシクロクロスのよう(やったことはないけど) 。ようやくのことにロゲッツ Rogätzに渡るフェリーに出会う▲渡ったところのパン屋でランチをとる。雨がようやく上がった。 古エルベの三日月湖から赤松林を抜けて(新)エルベに出る。利根川河川敷のような光景。粉挽き水車は泊まる予定の街を示しているが、まだ行ける時間なのでパスして先に進む。また雨が降ってきた▲エルベ川沿いに大きな街が見えてきた。タンガーミュンデだ。市門を入ると市場広場にℹを見つけた。ここの隣のペンションに投宿することにした。一仕事の後で街を歩いて見る。案内板にハンザ同盟都市として15世紀に黄金時代を迎えたとある。煉瓦造りの建物、木組みの家並み、教会とタワーなどなど予期しなかった素晴らしい街に出会えた。小雨に煙るタンガーミュンデの街は大人の品格を備えていると感じた。ヒョイと入ったレストランでの夕食もこれまでにない美味しいものだった。自分は牛、豚、七面鳥にマッシュルームのクリーム煮添えを、カミさんはほうれん草&ヌードルのグラタン風の料理に舌鼓を打った。サラダバーも初めてのことだった。困難の後の愉しみを堪能した▲雨はポツポツと夜まで降っているが、明日はやんで欲しい。

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7月26日 タンガーミュンデ Tangermünde 〜 ハーフェルベルク Hansestadt Havelberg 47.40km

今日は厄日か? 雨は止まず、朝から降っている。雨支度をしてスタートしようとしたら、後輪がパンク。バルブの根元が亀裂していた。取り替えて出発。アップダウンの道が続く。新装の路面で助かった、昨日のような泥んこ道なら泣いちゃうところだ。アーネブルク Arneburgで右岸に渡り副コースを走る。スタートでもたついたのでクリーツ Klietzのホテルでランチタイムとなる。「飲み物は?」と聞かれれるとついつい「ビール」と答えてしまう。ピザとチキンナゲットでお腹いっぱいになり、走るのがしんどくなってしまう▲副コースは本コースより距離は短いが、どこまでも真っ直ぐな退屈なコースだ。おまけに向かい風ときた。それでもようやくハーフェルベルクに到着。ペンションをいくつか当たるが、みんな閉まっていて電話連絡しないとダメな様子。この街のペンションは皆このスタイル。ようやくカフェのペンションを見つけて投宿。スーパーに買い物に行く頃に久しぶりに青空を見る。ソーセージ、サラダ、フライドポテトとビールでペンションの部屋で夕食をとる。その後に街を散策。ハーフェルベルクは正式にはハンゼシュタット ハーフェルベルクという。ハンザ都市という名前が付く。中心部はハーフェル川の中の島にある。周辺を歩いても30分ほどだろうか? 中の島の外に大聖堂が聳えている。近づくと大きな壁のようだ。中の島にも市教会がある。この街も昨日のタンガーミュンデのように煉瓦造りの建物が多い。ハーフェル川に映える夕焼けはあすの好天を示すのか?

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7月27日 ハーフェルベルク Havelberg 〜 シュナッケンブルク Schnackenburg 78.58km

今日はコースをミスしてヒヤリものだった。 右岸コースをとって草原と川辺のコースを進む。と、ルーシュテット Rühstädtでコウノトリの保護地域のセンターにいきあたる。ここでコーヒーを頼み、持参したサンドイッチでランチとした。立つ時にはまた雨☔が。予定ではヴィッテンベルゲ(Wittenberge,ルターの街のヴィッテンベルクとは語尾にe が付くか付かないかの違い!)に入るのだったが、地図によるとその先ズッと未舗装コースなので街をパスして左岸のコースに変更した▲鉄橋の脇を押し歩き,随分と長い距離を歩いた。それから石板のコースをゴトゴト走る。この時点でコースをミスしているが、気が付かず、一般道路に行き当たったもののどこにいるのかわからない。人家で尋ねると、一般道を戻れという。どうも要領を得ないので別の人家で尋ねると、子どもは先と同じ方向を教えてくれた。が、そこに出てきたママは地図上で現在地を示してくれて、別の方角を教えてくれた。どうやら、これが正解のようだ ママのコースで進むと、やがてコース標識が現れて一安心。だが、時刻は4時半を回っている。彼方にシュナッケンブルクが見えてきた。果たして宿はあるだろうか?▲カフェでペンションを紹介してもらい、無事にベッドをゲットできた。ペンションの談話室には、何故か、たくさんのポットが。一軒しかないカフェで夕食をとる。デュンケルもメーカーによって色や甘さや香ばしさが異なる。今日のはシンプルな味。メインはイノシシ肉の酸っぱい煮こごりみたいなもの。豚より肉質は締まっていて中々イケる。カミさんはパスしてトマト味のスパゲティ。これが砂糖がはいっているかのようの甘さだ。小さな街は、人の生活感が薄いよう。だから静かだ。

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7月28日 シュナッケンブルク Schnackenburg 〜 ヒツァッカー Hitzacker 65.00km

今日の天気はどうなってるの? 朝食で右岸からフェリーで渡ってきた娘さんが、自然の素晴らしいコースだ、と力説する。で、我らも予定を変更して右岸コースを走ることにする。天気も上々、羊の群れが歓迎してくれる。ここら辺りはユネスコの生物保全地区に指定されているらしい。咲き乱れる草花、藁葺きの家、コウノトリ、そして大小の湖沼が旅の疲れを癒してくれる▲デミツ Dömitzで函館五稜郭のようなヴォーバン要塞を覗く。デミツでランチを食べている間に土砂降りとなるが、止んだタイミングで出発したにも関わらず森の中で雷雨に見舞われて雨支度。かと思ったらカラリオと晴れ渡る。ヒツァッカーの渡し付近で又しても雷雨のお見舞いを受けて,やむなくヒツァッカーに渡って泊まることにする。中心部から離れたペンションで残り一室をゲットできてやれやれ。ヒツァッカーもエルベの中の島の街で、宿の周辺は保養地になっている。カミさん曰く「ここは長崎のオランダ村かハウステンボスみたいね」。

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7月29日 ヒツァッカー Hitzacker 〜 ラウエンブルク Lauenburg 69.51km

雨、☂、☔。ブレケーデのカフェに入ったら、珍しく、本格的なカフェ(食事、アルコールなしの喫茶店)。ケーキとコーヒーとスープでランチ。これだけでお腹いっぱいに▲コース前方にはストップのバリケードがあったが進入できる。だが,先日のテツを踏まぬように一般道へと迂回する。しかし、押し歩きを余儀なくされる激坂。本コースに戻るも又してもミスコースで一般道を走らされる。ようやく本コースに合流してウシさんに「ナニカ?」とガンつけられる。もうすぐ目的地なので安心してミルクハウスでアイスクリームを食べて休む。やがてラウエンブルクが見えてきた▲ペンションを 探すが、馬術大会と土曜日が重なっていずれも満室、満室。 雨が降ってきたのでエルベを向う岸(右岸)に渡り、出会ったホテルに投宿。石畳みのメインストリートの両側はかつての漁師や商人の館があちこちに。不思議な雰囲気を醸し出す街だ。 明日はいよいよハンブルク。だが、ナイフ殺人事件でかまびすしい。何事もないことを祈ろう。

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7月30日 ラウエンブルク Lauenburg 〜 ハンブルク Hansestadt Hamburg 64.24km (1,027km; 2,086km)

出がけの雨で出鼻を挫かれる。小止みになったのを見計らってスタート。パーべは怖くて押し歩き。エルベ沿いのコースを行くと,降りて歩くのも大義な急坂に見舞われる。それが終わったら林間コース。雨上がりのせいか蚊の大群に襲われ、露出した下腿を刺されて痒い痒い痒い!! この砂利道のマウンテンバイク向けのコースが10キロほど続いた。痒みと細かなアップダウンでくたばって腹が立ったがいたしかたない▲ようやく街に降りてエルベに出会う。その後は牧草地や並木コースをひたすら走る。風力発電のプロペラがブンブン回るほどの向かい風に悩まされる▲やがてハンブルクの街が見えてきた。標識に従って行くとハンブルク中央駅に到着した。 近くのibis budget Hamburg Cityに投宿。旅の汗を流して、中央駅でカレーを食べる。美味い☺▲かくしてエルベ川自転車道の旅が終わった。走行距離は1,027キロ、ドナウ川自転車道の旅と合わせて2,086キロを走行した。やれやれお疲れ様でした、我がカミさんよ,ありがとう,ありがとう。

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7月31日 リューベック Hansestadt Lübeck観光(電車)

今日は世界遺産の街、ハンザ都市リューベックへの小旅行。 堂々たる駅舎。さすがはハンザ都市の女王だ。信号にアンペルマンくん⁈ ここはかつての東ドイツか? 旧市街への市門ホルステン門の堂々たることよ▲まず、遊覧船でで水上からの見物▲カミさんのリクエストでマジパンの有名店ニーダーエッガーでマジパントルテを食べる。マジパンサロンでマジパンについてお勉強。階下の店で孫たちや親類、友達にマジパンのお土産を買うが、日本まで潰れずに持って行けるか?▲市庁舎は黒緑色のレンガを基調とした渋い建物。北側のマリエン教会の天文時計や戦災の記念の鐘などを見学。 ▲中の島の旧市街の街をブラブラ散歩してハンブルクに戻る。 楽しいトリップだった。

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8月 1日 ハンブルク Hamburg観光

早くも8月です。今日はハンブルクの休日を楽しみます。 ニコライ教会廃墟の塔に登ってみます。エレベーターで登るとハンブルクの港、世界遺産の倉庫街、市庁舎などが一望できます。博物館は地下聖堂を利用していて第二次大戦でこの教会が破壊されたことやハンブルクの戦災資料がありました。実は、後で気が付いたのですが、聖ミヒャエル教会に行くつもりが間違ってニコライ教会に登ってしまいました。こちらの教会もエレベータで塔に登れるようです▲世界遺産の倉庫街をブラつきました。近くには教会になっている船があります。斬新なデザインのハンブルクフィルハーモニーもあります。運河の地下のトンネルにも入ってみました。潜水艦博物館はパスして、フィッシュマルクトを目指します▲何を勘違いしたのか、フィッシュマルクト(魚の市)は日曜日だけでした。で、近くのレストランでランチに鮭のフィレとハンバーグを食べました。今日は二度もチョンボしてしまいました。 市庁舎に戻って、内部見学ツァーに加わりました。重厚な造りのいくつかの部屋を見ましたが、ピンと来ませんでした▲明日はフランクフルトに移動ですが、特急列車が満席で、ローカル線を4本乗り継いでの旅です。

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8月 2日 ハンブルク Hamburg 〜 フランクフルト Frankfurt am Main(電車)

ハンブルクを発ってイェルツェン 、ゲッチンゲンで乗り換え。イェルツェン駅は陶製のオブジェが目を引きます。そこからゲッチンゲンで乗り換え▲カッセルでは時間があったのでカフェで一休み。カッセルは3度目です。フランクフルトまでは、途中の工事で大幅に遅れ、そのあいだにカミさんは子供とお遊び。小一時間遅れでフランクフルトに到着。ホテルは予約済みですぐにチェックイン。駅前通りで最後のシュニッツェルです。ヴァイツェンがうまい。▲明日は空港での手続きが一苦労かも。ホテルからe-checking は済ませたが、はて大丈夫かいな?

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8月 3日 フランクフルト Frankfurt 〜 ドーハ Doha(飛行機)

勝手知ったる(?)フランクフルトのスーパーでお土産の買い出しです。 夜のDohaは眠ることがないのでしょうか? 朝日を浴びて,さあ,いよいよ帰国です。

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8月 4日 ドーハ Doha 〜 成田(飛行機)

30分遅れで成田に到着しました。そして,先ほどつくばに帰り着きました。無事にドイツ・オーストリア・チェコの自転車旅を終えることができました。

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  4 Responses to “2017ドイツ・オーストリア・チェコ自転車旅(暫定/簡易版)”

  1. Nandateさん,拙ブログをご覧いただきありがとうございます。
    3回の旅ともにバイクはGIANTのGreat Journeyをそのままで使用しました。
    したがってタイヤサイズは26 x 1.75です。
    他のブログを見ますとロマンチック街道をロードバイクで走った方もいるようですが,
    私たちの体験から,太いタイヤをお勧めします。ロマンチック街道自転車道は舗装道路ばかりではなく
    時には大きな石がゴロゴロしているコースもありました。もっとも私たちは常時15kgほどの荷物を積んでいましたので,
    26 x 1.75のタイヤは快適でした。
    どうぞ,ドイツ自転車旅をお楽しみください。
    Gute Fahrt !

  2. 初めまして、小生、現在、シアトルに居住しています。来年の初夏にドイツでの自転車旅行を計画しており、現在、準備を進めております。ブログ、参考にさせていただいております。さて、ロマンチック街道のサイクリングでは、自転車のタイヤのサイズを教えて頂けないでしょうか?

  3. ありがとうございます。ほぼ毎日のFacdbookの投稿を,とりあえず,まとめてみたものです。前回,前々回のようにキチンとするつもりですが… 何せ,まだ体調が整わなくています。数ヶ月後にでも再訪問いただければと思います。

  4. ドイツ・オーストリア・チェコ自転車旅
    見せて頂きました。長期間・長距離は素晴らしいです。
    私も海外マラソンの旅でドイツ・オーストリア・チェコ行きましたが、
    高井さんは凄いですね。
     

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