4月 192023
 

カミさんが「びわ湖をのんびりとロードレーサーで旅してみたい」と言い出した。この3年間は新型コロナウィルス禍(COVID-19)で自粛生活を強いられ,旅に出ることもままならなかった。ようやくに落ち着いてきて政府も,おそらく最後となる,全国旅行支援キャンペーンを再開した。最後の自転車旅に出たのは2017年のドナウ川自転車道の旅エルベ川自転車道の旅だったから5年ぶりだ。時はあたかも結婚五十周年にあたる記念すべき年なので第1弾の行事としては悪くない。 びわ湖を自転車で走るのは25年ぶりのことでもある。1998年10月4日の第19回びわ湖一周サイクルマラソンというイベント参加している。この時は草津をスタート&ゴールとする,レースではないが,タイム計測をしたこともあって景色を楽しむ余裕もなくひたすらペダルを漕ぐ走りだった。写真を撮る暇もなかったので記憶はほとんど残っていない。カミさんと共に夜明け前に出発して,奥琵琶湖のどこかのトンネルをバスで越して,途中のどこかで強制的に休息して弁当を食べて,琵琶湖大橋でショートカットして北湖を一周するコースだった。183.7kmを7時間18分50秒で走り切った。 公式ガイドブックで調べるとビワイチには低速コースと上級コースがあるようだ。低速コースがナショナルサイクルルートに指定されている。今回の自転車旅は低速コースを走ることにする。あれこれと計画を練って米原をスタート&ゴールとして2023年4月17〜19日の2泊3日で回ることにした。見どころは長浜,マキノのメタセコイア並木,比叡山とその周辺,彦根城だろうか。食べどころは鯖寿司と近江牛だな。宿泊は尾上(長浜市)と堅田(大津市)に決めた。

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1日目(米原〜長浜市湖北町:23.5km / 1時間42分,登坂高度 73m)

米原に昼前に着きたかったので特急ときわ56号に乗り,東京駅でひかり635号に乗り換えた。東海道新幹線を予約するときに同時に,最後尾座席の後ろのスペースに輪行袋に入れた自転車を保管するために,大型荷物スペースを予約した。途中の車窓から見る故郷の富士山も久しぶりだ。米原には定刻の10時47分に到着した。さっそくカミさんと自分のロードバイクを組み立ててバイク屋で空気入れを借りて後輪にエアーを補充した。ところが自分のチューブのバルブが短くおまけに借りた3本のポンプのバルブ締め付けゴムが劣化気味でいずれもバルブの噛みつきが不良でエアーが入るどころか抜けてしまった。苦労しているとショップの人が親切にもバルブアダプターを提供してくれたお陰でことなきを得た。さぁ,ビワイチのスタートだ。

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ビワイチコースにはしまなみ海道でも見かけた青い矢印のマーカーが記されていた。それを辿って湖岸に出てみると,何とまあ,湖面には強風のために白波がたっているでではないか。カミさんも自分も「厚手のウィンドブレーカーを持ってきて正解だったね」とペダルを漕いで前進する。

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昼食を取らずにスタートしたので途中の道の駅に立ち寄った。しかし,月曜日とあって食事処は閉まっていたので売店で弁当を買い求めた。名物の焼き鯖寿司と助六だ。風が強いので文化センターのロビーで食べさせてもらう。バッテラは食べるが焼き鯖は初体験だ。しかし,香ばしいとかの味も特にどうということはなかったが。 お腹を満たして,相変わらずの強風の中を進むと大きな大仏が見えてきた。長浜びわこ大仏というらしい。長浜城ももう近い。

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長浜城は羽柴(豊臣)秀吉が1577年頃に築城したらしいが,現在の城は1983年に再興されて長浜城歴史博物館となっている。

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天守閣に登って周辺を展望すると彼方に先ほど脇を通ってきた長浜バイオ大学ドームが見えた。脇を通った時は長浜バイオ大学の名称からして植物園,農場や動物飼育施設などを想像したが,実は,多目的屋内運動施設ということだ。遠くの方には伊吹山も望めた。

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長浜駅のエレベーターを利用して北陸本線を越して黒壁スクエアを探し歩く。「このあたりかな」と入った通りにはしっとりと落ち着いた情緒が漂う街並みがあった。どうやらここが北国街道のようだ。バイクを押しながらあちこちと彷徨ってみる。電柱を処理すればもっと街道らしくなるのに残念だな。

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黒壁ガラス館にバイクを置いて歩いて回ることにした。自分は靴を履き替えるのも面倒なのでバイクシューズのまま,コツコツとクリートの音を響かせないようにして歩くことにする。 まずは黒壁ガラス館の見学だ。この建物は1900年に建てられた国立第百三十銀行長浜支店だったものだ。自分たちの地元には,日本が誇る至高のガラスと称賛されるカガミクリスタルがある。それとは趣を変えた観光スポットという感じだ。国内外の多数のテーブルウェア,インテリア品やアクセサリなどが展示販売されていた。とても煌びやかなショップだった。隣には工房,ビストロ,スタジオなどが併設されている。

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黒壁スクエアに入った時に見かけた大手門通りを散策する。アーケードにはあちこちに喫茶店やカフェが目立った。長浜曳山博物館は時間がないので,パスしよう。

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アーケードのドン詰まりを曲がると長浜御坊表参道だった。御坊とあるからには親鸞ゆかりの寺だな。そういえば,地元の笠間市には稲田御坊(西念寺)という親鸞が20年近く暮らした寺がある。1207年に越後に流され1211年に放免されて1215年ごろにはここで布教活動をしていた拠点であったという。

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参道の先は大通寺という,思ったように,浄土真宗大谷派(東本願寺)の別院があった。江戸時代初期の建立だという。切り絵作家の早川鉄兵の切り絵障子が本堂を飾っていた。黒壁スクエアを賑わしていた観光客はここまで足を伸ばすことはそうそうないのだろうか,静かな時間を過ごして後にした。

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再スタートしてしばらく北国街道を走ったが途中で不明になったので諦めて湖岸に出た。車が入ってこない低速コースを走り湖北野鳥センターについた。この自転車専用道路はさざなみ街道と名付けられている。お隣の道の駅「こほくみずどりステーション」でトイレタイムをとる。

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ほんの少し進むと今日の宿である旅館「うをよし」だった。自転車は屋外の自転車ハンガーにワイヤー錠をつけて保管した。屋根付きの小屋くらいあってもいいけどね。 3階の部屋のベランダ越しに竹生島が望める。どうやら宿泊客は我々だけのようだ。我が家よりも狭い窮屈な風呂に入り体を温めて夕食を摂る。何はともあれ地ビールで乾杯だ。夕食メニューは,ちょっと寂しい,とんかつ定食だ。宿の名前から想像すると魚が出るかと思ったですけどねぇ。ふと,見上げれば,何と,養老孟司大先生の色紙ではないか! こんなところでお食事でしたか。

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今日はのんびり旅だったが,明日は100km超えでちょっとした難所もあるコースのようだ。いつもように,自分は早々に寝入ってしまった。

Biwaichi Route Day1

2日目(長浜市湖北町〜マキノ町メタセコイア並木〜大津市今堅田:103.4km / 6時間09分,登坂高度 405m)

いつもように早起きしたが近くを散歩することもしないであれこれと出発の準備をしながら朝食を待つ。 我が家での朝食はパンとコーヒーのコンチネンタルスタイルだが旅に出るとほとんどは和食を摂ることにしている。今朝のご飯も美味しい米だ。お櫃を空にしてしまった。しが周遊クーポンを使って昨晩の飲み代を精算する。宿代は全国旅行割が効いて20%引きだった。今日のコースは上級コースの片山トンネルを迂回する低速コースを取ることにしよう。9時前には旅館を出発できた。

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前方に見えるのは(上から読んでも,下から読んでも)山本山のようだ。コースは「逆方向に進んでいるんじゃない」というほどの迂回路だが,地図を見てみると,間違ってはいないようだ。余呉川に掛る菅草橋で上級コースと出会った。渡ると史蹟西野水道の案内板があったので尋ねることにする。西野水道は1845年に5年かけて手掘りで250mを貫通させた余呉川の放水路ということだ。あとでガイドブックを読むと,公園の事務所で長靴,ヘルメットと懐中電灯を貸してくれて内部を探索できるようだった。

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大音(おおと)のR8の交差点をアンダーパスで潜り,いよいよ難所の賤ヶ岳越えに向かう。賤ヶ岳リフト乗り場を過ぎるとヒルクライムが始まった。カミさんは,意外にも,ヒルクライムを支障なくクリヤーして賤ヶ岳隧道に入っていくのではないか。煉瓦作りのレトロなトンネルを抜けると目の前に琵琶湖の絶景が広がった。

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さぁ,お約束の人生最高の下り坂だ。塩津街道を走り,かつて宿場町として栄えた塩津の集落を抜ける。ここらあたりが琵琶湖の最北にあたる。

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道の駅「塩津海道あぢかまの里」はパスして岩熊(やのくま)トンネルへの最難関の登りに向かう。ここもカミさんは難なく(?)クリヤーして岩熊第二トンネルに入る。ここは2001年に建設されているから,1998年のびわ湖サイクルマラソンでライダーはバスでバイクはトラックで輸送で通過したのは隣の岩熊トンネルだったのだ。第二トンネルは広い自転車道/歩道がありライトをつけなくとも明るい視界だった。

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トンネルを抜けた湖岸の集落が大浦だ。ここで,自分の大好物のピーナツせんべいの看板を見つけたので入ってみる。粒のピーナツではなくて,砕いてローストしたピーナツを練り込んだ煎餅だった。二袋を買い求めて店主さんとあれこれとお話をして時間を過ごした。店主さんにはオマケのピーナツ煎餅を一袋いただいてしまった,ありがとうございました。近くの休憩所で琵琶湖の景色を眺めながら煎餅を食べた。

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いくつかの小さいトンネルを抜けて高島市のマキノ駅に出る。カタカナの町名や駅名は珍しい。ここらで昼食を摂らないと,と駅前の食堂に入る。ランチメニューは豚肉生姜焼き,鰈煮付け,うどんとある。カミさんは生姜焼き,自分は鰈と注文すると女将は「全部付いてます」という。確かに出てきたお盆には全部が載っている。これで880円とはビックリだ。食事を終えて出発して少し先のコンビニでコーヒータイムを取る。店員さんにメタセコイア並木を訪ねてみる。「国道と線路を渡って知内川に沿って走れば見えてくる」と道順を教えてくれたので訪ねてみることにする

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教えてもらった道だが,果たして迷子になった。付近の住民に教えてもらった道をいくと『マキノ高原のメタセコイア並木』の標識に出くわした。2.4kmにわたり500本のメタセコイが植えられているというので,端から端まで走ってみた。もう少し経ってもっと緑が濃くなったらもっと良かったと思った。並木の南端で湖岸に出る百瀬川沿いのルートを尋ねて教えてもらった,がまたまた迷子になってしまった。カミさんがスマホでルート探索して進む。近江中庄駅を越えたところで上級コースの先にあった低速コースに出られた。やれやれである。

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今津の街に入ったようだ。佐賀での時代に,カラオケでマイクを握らせると琵琶湖周航の歌を唄ったA教授を思い出した。風車街道の標識のあるコースを南下していくと近年オープンしたてのグランピング施設「STAGEX高島」があった。これまでのコース途中にもたくさんのキャンプ場があったが,ここのはとても大きい施設だ。さらに進むと湖の中に鳥居が見えてきた。白髭神社湖中大鳥居だ。白鬚神社に参拝するには交通量の多いR161を渡らなければならない。車が途切れた時を見計らって横断して神社に渡れた。ここでトイレタイムをとい,神社に参拝した。メタセコイア並木で時間を使っていたので「今日の宿に少し遅れるそうだ」と念のために連絡を入れておいた。

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JR湖西線とR161に沿って低速コースを走る。通過した比良駅にはびわこ成蹊スポーツ大学行きのバスが止まっていた。そこには,前任地の卒業生の,Tさんが教授となって教鞭をとっている。Facebookをみてくれた連絡してくれた。しかし,彼女は会議が詰まっていてどうにも時間が取れないそうだ。残念ながら,再会は諦めざるを得ないようだ。

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そろそろ薄暗くなってきて今にも雨が降りそうな天候の中を琵琶湖大橋を目指す。車の交通量もますます多くなってきた。琵琶湖大橋西詰で雨が降り出した。スマホで宿を探してみると湖岸を少し戻ったところにあるとわかり,雨と競争しながら国民宿舎「ビューロッジ琵琶」に到着した。ここにはバイク保管用の部屋があったのでバイクを入れてチェックインの手続きをした。貸切状態の大風呂に入り,久しぶりの,100km超えで疲れたカラダを癒した。風呂から出てバイクウエアなどを洗濯機に投入して夕食の時間を待った。 夕食は,今回の旅の目的の一つである,近江牛のすき焼きを予約しておいた。地ビールで乾杯して教えられた通りにすき焼きを料理していく。これだけの肉を我々だけで食べ切れるだろうかと心配するほどの量だ。カミさんと二人して「う〜〜ん,う〜〜む,美味い」と近江牛のすき焼きを堪能した。自分は,もう少し柔らかな肉であった欲しかったが,今日のメニューの予算ではこれくらいの肉なのも宜なるかなだ。地ビール代には周遊クーポンを充てた。

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洗濯物を始末して明日の比叡山の計画を立てた。スマホをあれこれ弄っているうちに,誤って,Tさんにつながってしまった。10数年ぶりの会話で,明日は比叡山坂本駅からケーブル坂本駅まで走ることなどを話した。聞けば彼女の住まいはこの坂本の近くだそうだ。またもやニアミスだね。

Biwaichi Route Day2

3日目(大津市今堅田〜比叡山〜琵琶湖大橋〜近江八幡駅:43.7km / 2時間52分,登坂高度 263m)

大津の歴史文化遺産を訪ねようと比叡山延暦寺を目指す。当初は宿にバイクを置いて電車で往復しようと計画した。しかし,自転車で回るのとそれほど時間は違わないだろうと目算して計画を変更した。 今日の朝食のご飯も美味い。「滋賀県のお米ってこんなに美味いのか」とカミさんと話しながらパクつく。ここの宿泊代も全国旅行割を適用して20%引きとなった。 9時前には国民宿舎をスタートして県道558号を走る上級コースに入った。後になってガイドブックをみると上級コース/低速コースの他におすすめルートが記載されていた。ここを走るべきだったが,今となってガイドブックを読んでみても,後の祭りだ。カミさんが「車道は怖い」というのでやむなく,凸凹した,狭い歩道を走った。

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ようやくJR湖西線の比叡山坂本駅が見えてきて,そのガード下を右折する。そこからのケーブル坂本駅へのヒルクライムはけっこうな登りで,カミさんはとうとう押し歩きになってしまう。ケーブル坂本駅でバイクをバイクラックに留めて荷物をコインロッカーに預ける。さあ,世界遺産の延暦寺だ。

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比叡山延暦寺は昭和の最後の11年に佐賀にいた頃に,実家に帰省の途中で京都・奈良に立ち寄って以来だ。もう40年ほど昔になるかな。その時は京都側から比叡山ドライブウェイを経由して尋ねたが,今回は滋賀側から日本一長いという坂本ケーブルでの参拝だ。ケーブル延暦寺駅に着いたが,下界は雲にすっぽりと包まれて琵琶湖などは全く見えない。 山桜を愛でながら巡拝受付から東塔(とうどう)地域に入る。今回も時間の都合でこの地域だけの参拝だ。1642年に徳川家光の命で竣工した延暦寺総本堂である根本中堂に進む。ところがだ,なんてことだ白い建屋がすっぽりと根本中堂を包んでいるのではないか。そうだった,平成は終わり令和になったんだけど,世界遺産の根本中堂の平成の大改修はまだ終わってなかったんだ。とにかく中に入って、1200年のあいだ絶えることなく灯っている不滅の法灯を見る。心のうちで「本当に消えたことないんだろうか?」と思うのは不敬かしら。大修理の見学ステージを回って屋根の修理をみる。

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根本中堂の正面の文殊楼を表側に抜ける。この山門は1668年の焼失後に再建されたという。ぐるっと回って鐘楼から1964年に坂本の讃仏堂を移築した大講堂へ向かう。大講堂の中では何やら僧侶たちが読経をあげている。

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次いで法華総寺院の1980年に再建された東塔と1937年建立の阿弥陀堂に参拝した。帰り際に大講堂から退出する僧侶たちの行列に出会った。白い頭巾を被った僧侶は,待たせてあった,菊の紋章付きの車に乗せられた。参拝の団体さんが深々と礼をしていた。さぞかし高貴なお方なんだろう。 後日ネットで漁ると4月4〜11日まで御修法(みしほ)大法の法要が根本中堂であったそうだ。天皇陛下の衣(御衣)を迎えて大樹孝啓・天台座主(98)が加持祈祷を繰 り返して国の安泰や国民の幸福を祈るという1年で最も重要な行事ということだ。この日(4月19日)の大講堂での法要は山家会講経論義で伝教大師最澄の報恩謝徳のための法要で,法華経の論義(問答)が行われていたようだ。

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比叡山延暦寺を辞して再びケーブルカーでケーブル坂本駅に戻り短いダウンヒルを楽しむ。途中の山王総本宮の日吉大社でペダルを停める。この大社は約2100年前に創祀され,全国3800余りの分霊社(日吉,日枝,山王神社)の総本宮ということだ。織田信長の焼き討ちで灰燼に帰し,その後に復興している。 西受付から入り大宮橋を渡って,神仏習合の信仰を表す合掌鳥居をくぐる。

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西本宮楼門を抜けると拝殿の後ろに西本宮本殿がある。西本宮の祭神は国家鎮護の神を祀っているという。

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宇佐宮から白山宮へと歩き,東本宮へと向かう。

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東本宮本殿では祭神の比叡山の神に参拝した。東受付を出て,再び西受付においたバイクに戻った。それにしても色々たくさんな本殿があるものだ。八百万の神がいるというから不思議でもないか。

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日吉大社の隣の,カミさんが尋ねたかったという,旧竹林院にまわる。ここの入場料には宿で発行してもらった「しが周遊クーポン」が使えた。旧竹林院は延暦寺の僧侶の隠居所である里坊の一つで,その庭園は見事なものらしい。

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一階と二階の窓から見る庭園は確かに素晴らしいものだった。座敷のテーブルに窓からの景色が鏡像として映る,とあったがどうもうまく撮れなかった。

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外に出て,国指定名勝庭園に足を踏み入れてみても大宮川の清流,滝組と築山などなどが人を落ち着かせる風情を醸し出していた。

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大津の歴史文化遺産を堪能したあとはお腹も堪能させよう。近くに本家鶴㐂そば本店という創業300年の延暦寺御用達の老舗蕎麦屋があるらしい。築130年の登録有形文化財の建物は老舗も風格を感じさせるが,さて,蕎麦の味はどうだろう。天ざるそばを注文した。天汁はほんのりと甘さを感じさせた。見た目は少なめの蕎麦であったがお腹を堪能させるには十分であった。ここでも,しが周遊クーポンを使って支払いを済ませる。

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さて,ここから大津港を経て南湖を周遊するにはとうてい時間が足りない,と予定通りに朝方に来たルートを琵琶湖大橋西詰に戻った。大橋を渡るその前にと,道の駅「びわ湖大橋米プラザ」でトイレタイムをとる。スッキリしたところで,さぁ,大橋を渡るゼェ〜。

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琵琶湖大橋を渡ると大型ショッピングセンター・ピエリ守山だ。この先はとても快適なコースだ。ありゃ〜,あれに見えるは地元の大洗にもある「かねふく明太パーク」じゃないか。

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やはり予想した通りこの時刻と走るペースじゃ米原からの新幹線に間に合いそうもないな。あらかじめ考えておいたように近江八幡駅からJR琵琶湖線(東海道本線)に乗って米原駅まで輪行しよう。県道26号線の湖岸白鳥川交差点から別のサイクリングロードに入る。しばらく走るとびわ湖よし笛ロードに合流するが見所の八幡堀に立ち寄る時間はなさそうだ。 近江八幡駅でバイクをバラして輪行袋に詰め込んだ。ここで我々の170kmのびわ湖自転車旅は終わりということだ。ビワイチは達成できなかったが「是非とももう一度」と固執するほどのことでもない。「行き当たりバッ旅はドイツ自転車旅で何回も体験しているから,どうということはないね」とカミさんと米原までの快適な電車を楽しむ。 米原駅には余裕を持って到着した。キオスクで弁当とビールを買って周遊クーポンを使い切った。予定通りのひかり660号に乗りビールを開けて弁当を食べながらカミさんと旅の疲れを癒した。少しウトウトしたと思ったら,もう品川駅に到着した。常磐線の始発に乗り替えて我が家の玄関を跨いのは22時前だった。

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我々のびわ湖自転車旅は思いがけなく充実したものだった。滋賀県の大部分を占める琵琶湖の周りにはとても素敵なキャンプ施設,アウトドア施設,名所旧跡などなどがこんなにもあるとは思いもしなかった。やはり,旅のスピードは時速15kmの自転車旅がいいな。もしも再びここを訪れる機会があればツーリングバイクにテントを積んで,南湖も走って彦根城もゆっくりと見学する旅だな。そうだ,その昔に研究室で学び/遊んだ草津のO君や彦根のMさんにも会ってみたいな。

Biwaichi Route Day3

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