大震災の被災地の潮来市が今年のあやめ祭りを開催するということなので,我が三連勝クラブ・シニアチームの6月定例ツーリングに予定してあった潮来ツーリングを催行することにした。あらかじめMリーダーがコースを試走したところ,道路の亀裂などが残っているが迂回コースを取れば何とかなる,という結論を得たという。
予め参加予定者を確認したところ11名であったが,当日の朝七時半に手賀沼親水公園に集まったのは18人であった。リーダーのプリーフィングを聞いて,手賀沼サイクリンロードを廻って利根川の栄橋にFさんを迎えにいった。「とうとうお迎えに行くのか」と感慨深そうな声も (^_-)
利根川サイクリングロードは補修工事が始まっていてあちこちで分断されているので,新利根川沿いのコースを辿った。しかし,ここで I さんがパンクに見舞われた。CO2ボンベをつかったインフレーターが物珍しくて観客の輪が出来た。
やがて,R408を横切って利根町の堂前自然公園(カエルの楽園)で小休止した。カエルの楽園をバックに記念撮影しようとすると「反対側のセレモニーホールをバックの方が我々に合っているんじゃないの」などのヤジが入る。脚ばかりではなく口も達者な爺さん達だ。ここでTさんが自宅に帰っていった。
Mさんからの連絡が入り,旧東村のコンビニで待ち合わせる手はずとなった。新利根川沿いを走ってコンビニに到着するもMさんの姿は見えない。どうやら別のコンビニで待っているらしい。現地で会うことにしたが,「年寄りの連絡なんてこんなもんだ」と自分を棚に上げての声も聞こえる。
潮来大橋で北利根川を渡って潮来市に着いたのは丁度11時だった。嫁入り舟を見学する時間に間に合った。
嫁入り舟のアナウンスは聞こえるものの,前川あやめ園の前川沿いには人垣が出来ていてお嫁さんが見えない。それに今年は前川を渡る水雲橋や思案橋が立ち入り禁止となっていて絶好の観覧場所が無い。遠くから花嫁が船着き場に歩いて行くのを垣間見るしかなかった。いまだに若い娘には眼がない爺さん達だ。
昨年同様にSさんがこのツーリングに初参加のメンバーにアヤメとハナショウブの違いを講釈し始める。「ハナショウブは花弁に黄色い筋が入っている。アヤメの季節は五月だ。菖蒲湯にいれるヤツはハナショウブとは別物だ。」ふむ,ふむ。
ひとしきり前川あやめ園のハナショウブを鑑賞した。
やはり,花より団子か。揃ってとん平でランチを取る。ここでようやくMさんが合流した。あとから追いかけたにしてはMさんはなかなかの健脚だ。
ここのとんかつのランチもなかなかのボリュームでコストパフォーマンスも良い(980円)。
天気予報では雷雨が来ると言うことなので予定を切り上げて12時15分に潮来をスタートすることにした。その前に,記念撮影だ。
ここでも,I さんのサドルバッグの取り付け方を巡って,当人と野次馬の侃々諤々のやり取りだ。この場はご当人の負けとなった。
利根川のサイクリングロードに出て,リーダーの注意を聞いて(聞く振りをして (^_^;) )追い風に乗って我孫子を目指した。雲行きはだいぶ怪しくなってきているが帰るまでもって欲しい。
途中の大利根東公園でショータイムとするが,ここの公園の震災での被害は大きかった。入口の看板石碑は倒れたままで,園内の縁石と路面は大きくひび割れている。
左岸の利根川CRもあちこちで補修工事が始まっていて側道に降りざるをえないこともしばしばだった。メンバーのリクエストで「江口百貨店」で小休止を取った。町民ならば皆さん寿大学の学生さんの割引が受けられたんですが。我孫子・柏だったら寿大学の部活を盛り上げる元気爺さん達だ。
この後の常総大橋でOさんが別れ,栄橋でHさん,I さん,Fさん,Tさんが流れ解散していった。
なんとか雨にも降られずに自宅に帰り着いたのは16時だった。走行距離は150km,実走時間は7時間03分であった。