4月 182011
取手の長禅寺三世堂は全国でも5棟しか現存しないというさざえ堂である。それが今日,年一度のご開帳という情報を自転車仲間のFさんが教えてくれた。さっそく自宅からHammerheadで出掛けた。
石段を登って山門をくぐると桜の向こうに三世堂が現れる。
見てくれは2層だが内部は3層になっている。1層目には坂東三十三札所の,2層目には秩父三十四札所の,3層目には西国三十三札所の写し観音が安置されている。合わせて百観音である。
内部は上り専用と下り専用の階段を設えており参拝者がぶつからないようになっているさざえ堂だ。2,3層目の丸窓からは境内の景色が望める。
境内も緑が多く,綺麗だ。甘茶の接待を受けた。
長禅寺を後にして,取手宿本陣をたずねた。今日は臨時公開日ということだ。門をくぐると右手には現在の染野家,正面には旧取手宿本陣の染野家住宅がある。
内部は武家仕様と名主らの生活仕様が混在している。
さらに,本陣の見学の後に埋蔵文化財センターを訪ねた。そこでは「街道・水運・鉄路の旅」という企画展が催されていた。
行きがけに取手市役所の観光協会をたずねて,取手,柏,我孫子にまたがる新四国相馬霊場八十八カ所の資料をいただいてきたので,次回に回ってみようかと思っている。