3月 112010
水戸の偕楽園に梅を見にカミさんと出かけた。ポカポカというよりも暑いくらいの陽気だ。平日だが駐車場は満杯だったのでちょっと離れた千波湖畔の美術館近くの駐車場にクルマを停めた。千波湖の水鳥たちは人慣れしている。
湖畔には映画「桜田門外の変」の撮影セットが設えられている。おなじみの黄門様の像も。
JRの跨線橋を渡りながら見る偕楽園は満開に近い梅見頃のようだ。
園内にはいろいろの種類の梅がある。が,思ったよりも梅の香りが感じられない。花粉症で鼻が詰まっているからだろうか。
好文亭に入ってみた。階下から二階に料理を上げるウィンチが設えていたりする。華美を奢らず質素なたたずまいだ。
園内の竹林の緑も綺麗だ。広々とした庭園もすっきりしている。
偕楽園を見終わって市内の弘道館に向かう。千波湖畔の梅も見事だ。むしろこちらの方がより近くで見られるのが良い。青空をバックに紅梅も白梅もよく映える。
水戸藩の藩校であった弘道館は尊皇攘夷思想の拠点であった。対試場に面した廊下の上に「藝於游」(芸に遊ぶ)の扁額が掲げられている。学問,武芸に凝り固まらずに,悠々楽しみながら勉強する,という論語からの一文だ。自分の職場では文武両道,文武両道とかまびすしいが…
弘道館の梅は,偕楽園を見た後では,ちょっと寂しい。レンギョウの花が目立っていた。
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