三連勝シニアクラブの3月のツーリングは古河市総合公園の桃まつりだ。天気はよくなるという予報にあわせて半袖アンダーウェアに長袖ジャージ,ウィンドブレーカーに膝下丈のスパッツという出で立ちで6時半に自宅を出発した。が,予想に反して寒い。小貝川を渡るときの温度計は5℃を指していたが,風があるために体感温度はもっと低い。上半身が寒く,ガタガタ震えながら集合地点の手賀沼についてみればメンバーは完全な冬支度だ。花粉症対策の怪しげな爺さんに「元気がいいね」なんて冷やかされるが,身につけるのはアームカバーの他には無い。とにかく記念撮影をして出発となった。
途中で1名のメンバーが合流した。向い風が吹きつのる利根川サイクリングロードを北上してようやくのことで江戸川との合流地点である関宿城に着いた。今日はここまでが偉く長く感じた。ここから,所用のあるというTさんが引き返して行った。
三国橋が見えてきて古河の街も指呼の間に迫ってきた。街中で昼食を取る予定だったが,まずは桃まつりの会場に行くことにした。古河総合公園の入り口近くで弁当売りに呼び止められる。渡りに船とばかりにあれこれと値段の交渉が始まる。結局1500円のところを1000円にまけさせた。いやはや爺さんパワー恐るべし。園内に入ると,桃はあと少しで満開といったところだ。
まずは,花より団子だ。年寄りにはちょっと油が効き過ぎだが,弁当の内容もまずまず。これでビールがあれば言うこと無しだが。
お腹もくちくになって,ショータイムに行きながら桃の花を愛でる。ピンクの花は矢口で,白い花は寒白という種類とか。
野外ステージでもショータイムが始まっていた。
帰りがけに,桃娘に口説かれて(と面々は言うが)記念写真を撮る。孫のような歳頃の娘と一緒になって相好を崩し,涎を流さんばかりの爺さん集団である。撮影が終わり,顔を引き締め直して出発しようとするが,タイヤの方はゆるんだままのメンバーがいる。
帰路は,少し遠回りになるが,江戸川コースを取った。追い風スイスイのはずだったが… まあ何とか江戸川サイクリングロードに出会い,自分は新大利根橋を渡って守谷を経由して帰宅の途についた。走行距離150kmを10時間32分かけたツーリングであった。