一般に霞ヶ浦というと日本第2位の大きさの西浦を指すが,その他にも北浦と外浪逆浦(そとなさかうら)と周辺の河川の水域を含めて霞ヶ浦と呼ぶようだ。その霞ヶ浦(西浦)の西(太平洋側)にある北浦一周のツーリングに出掛けた。バイクはHammerhead 8.0の小輪車だ。自宅から西浦の右岸そして国道51号を走り,潮来を通ってJR鹿島線の延方駅の高架をクロスして北浦の右岸に出た。ここまでで自宅から68kmほど走っていた。左手には北浦の全貌が,右手には鹿島線の鉄橋が見える。その鉄橋の向こうが神宮橋だろう。
北浦の南端に架かる新神宮橋をくぐって旧国道51号の神宮橋に出た。これを渡って北浦左岸を走ろうとしたものの,とたんに砂利道になってしまった。仕方なく堤防から降りてすこし走り,途中から再び堤防にもどった。この砂利道は数キロ続いていたようだ。ここからずっと快適な舗装道路が続いた。代わり映えしない景色の中を淡々とペダルを漕いで行き北浦大橋をくぐる。さらに黙々と北上して行くと新しい橋を架けている工事現場に至った。ここがR354の鹿行大橋であった。大橋とはいうもののクルマ一台分の幅しかない狭隘路を解消するために新鹿行大橋を工事しているのだ。
西浦と同じような退屈な景色の中を北上すると,太陽電池パネルや風車やらを備えたエコハウスなる建物に出会った。中に入って休憩しようとしたが,靴を脱がなくてはならず,面倒で止めた。外のベンチに座って持参したおにぎりを頬張った。エコハウスから北には何故か鉄道のレールが延びている。菜の花が咲き乱れていた。
エコハウスの先で北浦は終わっていた。ここからは北浦の右岸を走ることになる。ちょっと向かい風になってきて辛いものがある。
途中にコンクリートが湖に伸びている場所に出会った。西浦右岸にも同様なものがあった。西浦のそれはアジア太平洋戦争時代の鹿島海軍航空隊の水上飛行機の訓練場跡だが(写真は2月24日の西浦ツーリング時のもの),ここもおそらくそのような場所だったのだろう。
向かい風に悩まされながら出発点に戻ってきた。北浦一周で68kmほどであった。ここからさらに54kmを走って自宅に到着した。サイクルコンピュータは走行距離192.86kmを9時間10分かけて走ったことを指していた。Polar HRモニターの消費カロリーは4520kcalだった。