日本サイクルスポーツセンター(日本CSC)の伊豆ベロドロームで開催されたCSCトラック自転車競技大会2012夏のレースに参戦した。昨年はほかのお遊びが忙しくて参加しなかったので2年振りである。今回から250m板張りトラックでの競技となったが,自分は先々週の記録会で伊豆ベロドロームは体験済みである。
例によって3時間掛かって日本CSCに到着した。箱根新道,伊豆スカイラインは霧が深かったのはいつものことだ。
大会は2日間だが,今回も1日目の独走種目だけにしかエントリーしなかった。45°の傾斜のバンクでのケイリンなど怖くて走れそうもないからだ。
2kmタイムトライアルはN村さんと走ることになった。彼の実力からすると追い抜かれるかも知れない。気分は何となく行けそうなので,今日は先々週よりもギア比をアップして49x15Tで走ることにした。バックからの発走で8周回するのだがさてどうなることやら。
今回はタイミング良くスタートできた。最初のコーナーはちょっと膨らんでしまった。
対戦相手のN村さんも追い抜こうと必死にペダルを漕ぐ。
そうはさせまいとこちらも必死だ。始めの500mはかなりのペースで飛ばした。それからすこしスピードダウンさせたが,意外に脚は回った。しかし,ここで頑張ったら最後まで保たないのではないかと恐れてペースを保つことにした。
鐘が鳴って最終回に入った二人は最後の頑張りを見せる。最終回はスピードアップできるほど余力があった。
タイムは2分57秒905だった。なんとこれは自己ベスト記録であった。過去6大会でこの種目にトライしたが7年目にしての快挙である。やれやれ,いままで何をしていたのだろうか。走り終わっても脚が残っている感じだった。中間をもっとスピードアップしていたらどうだっただろうか。順位は年代別(60歳台)5位(5人中),総合14位(17人中)であった。
1kmタイムトライアルはホーム発走だ。発走機にバイクをセットしてスタートを待っていると,突然に発走機が外れて倒れそうになった。係員が誤ってボタンに触ってしまったようだ。係員が皆して支えてくれたので倒れずに済んだ。
再スタートは順調だった。が,ペダルを思い切り踏んでいるつもりだがバイクの進みはスローモーション映画のようだ。明らかにパワーが足りない。
バックストレートにはいってもスプリンターレーンからはみ出している。そのままコーナーに突っ込んでいるのでここでもスプリンターレーンからはみ出て膨らんでしまっている。鐘が鳴って最終回に入ってようやくスプリンターレーンを走るようになったが,呼吸はゼイゼイハアハア,脚は頭と完全に分離して回らない。
ようやくゴールできたが,記録は先々週よりも悪い1分24秒892とかろうじて25秒を割るというものだった。2kmタイムトライアルのあと2時間の休憩を取ったが疲れが取れてなかったのだろうか。順位は年代別5位(5人中),総合38位(46人中)だった。この記録はここ数年では悪いとは言えないが,明らかにこの3年くらいの間にパワーが落ちていることが改めて分かった。
125mごとのラップは,15秒464(0-125m),9秒673(125-250m),9秒315(250-375m),9秒623(375-500m),9秒882(500-625m),10秒134(625-750m),10秒311(750-875m),10秒490(875-1000m)だった。先々週に比べると最終ラップでガタンと沈み込んでいるのが分かる。
久しぶりに会ったNさんの奥様がこの3月に亡くなられたのをご本人から伺った。また,クラブ仲間から会長さんが数週間前に亡くなられたと聞いた。お二人とも自分よりもお若かったはずだ。まだ自転車に乗っている自分は幸運だと感じた。お二人のご冥福を祈り,合掌。