カミさんの発案で益子秋の陶器市に出掛けた。クルマのトランクにBD-1を2台積み込んで出掛けた。益子駅まであと1.5kmと言うところで渋滞にはまってしまった。で,ぐるっと高舘山に遠回りしてメインロードを離れた駐車場にクルマをデポした。そこからBD-1で乗り出したものの,メインロードは渋滞でクルマを縫って走るのは危なさそうなので道路脇にBD-1を置いて歩きにした。
軒を連ねる陶器の店にはもはやそれほど固執しない。この大震災で唐津,伊万里で買ってきた陶磁器がかなり壊れてしまったのだ。それに自分もリタイヤしたこともあって客の足も遠のいたのでカミさんも食器にたいする情熱が薄れたようだ。それでもカレーを盛る皿を物色しながらテント村をあちこち覗いてみる。しかし,気に入ったものが無くて手ぶらで帰ることになった。
メインロードを離れて陶芸メッセ・益子のエリアに入ってみた。ここは益子でも初めての訪問だ。有料の益子陶芸美術館はパスすることにした。
メッセの奥に進んでみるとかつての人間国宝の濱田庄司邸に出た。回りの人影が一気に薄くなって,静けさの中に落ち着いた邸宅があった。
さらにブラブラと歩いて行くと,いつもの共販センターに出た。へぇ〜こんな好いところがあったんだ,とカミさんと感心した次第だ。
お腹もすいてきたので陶治庵でランチを食べた。陶器市の初日ということもあってか,ちょっと待たされた。メニューはコロッケ,がんもどきとサラダだ。自家製の味噌ピーナツは初体験だ。お茶受けやビールのつまみには合いそうだが,ご飯のおかずにはちょっとね〜。これで800円は高いと思ったが,カミさんの「きょうび,こんなものヨ」との一言でなんとなく納得した。
それからブラブラと緋寒桜を眺めながら益古時計のパン屋さんでクッキーを買った。帰宅後,紅茶と一緒に食べてみたらなかなかの美味であった。塊のチョコがサクサクのクッキー生地とアンバランスのところがかえって旨かった。
BD-1を置いたところに戻り着いた。なんのことはない,自転車など必要なかった。
帰りは井頭公園の温泉に入って帰った。花より団子の陶器市であった。