連休が明けた日曜日に茨城県自転車競技連盟の公認記録会が催された。今年の連休は桜を追っかけて津軽までドライブしたので,調整はまったくできてない。二日ほど前にようやくハイキングの疲れと胃腸の具合が癒されたという体調だ。と,まあ,いくら言い訳しても始まらないのはいつものことだ。今年のこの記録会も昨年並みに出場者は少ない。プログラムを前倒しされると疲労回復が出来なくて辛いが,今日はどうなるだろうか。昨年のマスターススポーツ大会で宣告されたように,今日はJ大のKさんとのガチンコ勝負になるはずだ。爽やかな五月晴れで気持ちはいいが,緑のそよ風ならまだしも,風にはご遠慮願いたいものだ。
まずは200mハロンだ。今年も東京〜糸魚川ファストランを意識してロードバイクでのファストランとピストでの耐乳酸トレーニング(モガキ)の交代練習をしてきた。が,どちらも虻蜂取らずなのは言うまでもない。手を汚すのがめんどうなので,ギアは49×15Tのままで全種目を走る予定だ。スタートしてモティベーションを高く保つよう意識しながら2コーナーのバンク頂上からスタンディングでの駆けおろす。もがいてもがいてのゴールだ。これくらいの距離でも終わるとゼイゼイハアハアしてしまう。タイムは13″997とぎりぎりで14秒を割ることが出来た。昨年のこの記録会よりもいい記録だが,自己ワースト3の記録。でも,Kさんには負けてしまった。まずは一敗。
1kmTT(タイムトライアル)の始まる頃には風が出てきた。第1コーナーから第1センター辺りが向かい風だ。何の気負いも緊張もなくスタートする。淡々と周回をこなしてゴール。ちょっと脚が余っていた感じ。どう走ったら良いのか相変わらず分からない。もっとがむしゃらに踏んでいくべきだった,と今更に反省しても…。タイムは1’24″457。自己ワースト8の記録ながら,昨年よりも少し早い。この千トラではKさんに一矢を報いた。知人が測ってくれたラップは:
200m 19″48 (19″48)〜400m 34″42 (14″94)〜600m 50″39 (15″97)〜800m 1’07″17 (16″78)〜1000m 1’24″73 (17″56)
となっていた。ラップタイムが1秒ずつ遅くなっているのが面白い?! 800mを1分そこそこで来るのが中級者とかと言うが,自分は到底無理でしょう。
爽やかな皐月の風のなかで甘いものを取ってお昼とした。この爽やかさもいったん走り出すとコンチクショウである。3km個人追い抜きの先発はピカピカの高校生だ。相変わらず第1コーナーでは向かい風だ。5周回あたりで,前が抜けるかもしれないと感じ始めた。スピードアップしていくと先発の選手を交わすことが出来た。ゴールしてみると,これまた,脚が余っている感じだ。タイムは4’43″893。なんとまぁ,自己ワースト1の記録となってしまった。Kさんとは10秒ほどの後れを取ってしまった。知人が測ってくれたラップはこんな具合であった。
200m 20″06 (20″06)〜400m 36″67 (16″61)〜600m 54″44 (17″77)〜800m 1’12″81 (18″37)〜1000m 1’31″69 (18″88)
1200m 1’50″78 (19″09)〜1400m 2’10″50 (19″72)〜1600m 2’30″15 (19″65)〜1800m 2’50″04 (19″89)〜2000m 3’09″43 (19″39)
2200m 3’29″11 (19″68)〜2400m 3’48″37 (19″26)〜2600m 4’07″45 (19″08)〜2800m 4’25″16 (18″21)〜3000m 4’43″60 (17″94)
最後の周回でラップタイムが良くなっているのは,先発に手が届きそうになって追い込んだためだろう。最終回でこんなにスピードアップできるならもっと前半も飛ばせなかったの,と自問するが後の祭り。
実験室での有酸素・無酸素パワーは10年前にもひけを取ってないが,バンクでのタイムは年々落ちて行っている。どういうことだろう。ひとつにはスピードメーターを取り付けてないので(競技規則では禁止なのだが),頑張りの目標が持てないことだ。今回の記録会では,1kmも3kmも前半を飛ばしてしまって完走できないという恐れから,前半をセーブしすぎたことがあげられよう。走りのペースがつかめていないのだ。ともあれ,記録会は終わったので2週間後の東京〜糸魚川ファーストランのトレーニングを始めなくては。
閉会式ではコミッセールの方が「高井さんとKさんの100分の1秒を争う走りが面白かった」などというお褒めともつかぬご講評をいただいた。次回はその言葉に恥じぬようにしなくてはいけないのでしょうか??