今月の三連勝シニアクラブの月例ツーリングは銚子200キロだ。早朝6時の手賀沼親水公園の出発に集まったメンバーは10名を越していた。予想(希望?)では往きは追い風,帰りも追い風であるが,どうなる事やらである。自分は,ちょっと無謀だと思いながらも,小輪車のHammerheadで乗り出した。天候は薄曇りで陽射しが強くないのがありがたい。
途中の河内町のコンビニで補給をしている間,Hammerheadにメンバーの注目が集まる。「これで200km行けるかいな?」というのが関心の的かも知れない。一リットルの水を買ってボトルに入れたが半分余ってしまった。ままよ,とばかりにグビグビと空けてしまった。喉の渇きは感じてなかったが,からだは水分を欲しがっていたようだ。自分でもけっこう飲めたことにちょっと驚き。
希望的観測は外れて,向かい風の中を25km/hオーバーでリーダーのHさんが引いていく。これじゃツーリングじゃなくてファーストランだヨ〜。とぼやいてみても,明るい内に帰り着くのを至上命令とするリーダーHさんの耳には届かないようだ。大利根東公園で,ここから参加するメンバーと遅刻して追いついてきたメンバー2名が加わった。快調に(?)飛ばして利根川大橋の河口堰にある水利管理事務所の展示場で休息する。ここはエアコンも入っていて,きれいなトイレもある穴場だそうだ。あと20キロも走れば銚子の街だ。が,残念ながらこの先3キロほどで利根川サイクリングロードは終わりになった。仕方なしに国道を走り,銚子の街中を迂回するように魚市場から銚子漁港を抜けて犬吠埼に到着した。11時を少し回った時刻だから,かなり順調に来たわけだ。水平線が丸く見えると言うがどうもそのようには見えないなどとガヤガヤしながらもとりあえず証拠写真を撮る。
灯台も上がらずにすぐに引き返し,漁港近くの「小松屋」で昼食をとった。ここは,月に一度くらいのペースでメンバー有志が訪れる(もちろん自転車ツーリングで!)お馴染みの店だそうだ。店内には有志が訪ねた記録簿が置いてある。これくらいロングライドを実行していれば,糸魚川ファーストランも軽いだろうな〜。で,今日は団子汁(つみれ汁)に刺身付きのメニューだ。常連さんのためにサンマの酢漬けを出してくれた。これがまた新鮮で美味であった。振りかけた七味唐辛子は,疲れた身体には,更なる旨さを与えてくれた。
帰りが向かい風のこともあると予想して,早々に元のコースを戻ることにした。JR銚子から輪行で帰るメンバーを送り,送られて国道を引き返し,利根川大橋の河口堰で休息した。ここからのサイクリングロードは予想したほど追い風ではないが,横風である。これで30km/hで引かれるとHammerheadはちょっと辛い。しかし,利根川の蛇行とともに追い風になってからはSさんが,なんとインナーギアのまま,40km/hで引き始めた。それでも,なんとか食らいつくことが出来た。一汗かかされたおかげで途中の駄菓子屋でのシャーベットは最高の味となった。その後もガンガンと飛ばして手賀沼親水公園に着いたのは16時を少し回ったころであった。思ったよりも早く到着できたのも,追い風のお陰か?! 先行したメンバーを含め,200kmを完走したのは9名であった。自分のサイクロコンピュータは,199.29km,10時間28分30秒(休憩,昼食を含む)の数字を示していた。