晩秋と言うよりも初冬といった寒さのなか,宇都宮競輪場で栃木県自転車競技連盟主催の第13回タイムトライアルが催された。このイベントは昨年に続いて2度目の参加であるが,今回は上三川町に住む息子1号の子ども(孫2号)も参加している。雨が心配だが,せめて午前中は保って欲しいものだ。
9時20分から中学生以下の500mタイムトライアルが始まった。年齢の若い順にスタートしていくので7歳の孫2号は8番目だ。
ふらつきながらもスタートしたが,焦ってギアアップしたためにチェーンが外れて1コーナー手前で降りざるを得なくなった。チェーンを直してもらって再発走をさせてもらうことになった。いつもならここで凹んで駄々を捏ねるところだそうだが,衆人の中だからか,今日は再チャレンジすることになった。今度は上手くスタートが切れた。
ババちゃん,母,妹が応援する2コーナーを抜けて,ぢーぢの檄が飛ぶ4コーナーをゼイゼイ言いつつ走り抜けて行った。
最後のホームストレッチを飛ばして無事にゴールインした。
かくして孫2号のバンクデビューも目出度し目出度しのうちに終わった。タイムは1分15秒52だった。
イベントは栃木県高校新人戦の合間を縫って,それも雨との競争の中を進行して行くので,出走時刻は前倒しでさらにバンク試走時間も短縮された。自分の出走の頃の10時半にはとうとう雨が落ちてきた。バンク内の通路で雨を避けながらそれでも20分ほどローラーでアップをした。そうこうするうちに5分間の試走時間が与えられた。今日のバイクはマキノのクロモリだ。宇都宮は500バンクなのでホィールベースを長くしたこのバイクを選んだのだが。
500mタイムトライアルには友人であり永遠のライバルのS田君も出場した。しかし今日の自分は戦闘モードには入れず終いでまったくモティべーションが低い。同じく友人のK原さんの走りはバリバリだ。
自分の順番は,ラストに68歳の方がおられたので,最後から2番目の76番目だった。スタートして1センターで左のペダルからクリートが外れてしまった。不覚にもしっかりとベルトを締めてなかったのか。孫2号のように再発走するのもイヤと思い,ペダルを拾いながらバックを走った。その後もペダルから外れそうで,殆ど右脚だけで踏みながら走りきった。こんな調子でタイムは44秒26というものだった。が,ゼイゼイハアハアと息も上がらず,脚も十分に残った状態だったのか,悲惨な結果とは思えなかった。
走り終えて,タイムトライアルのことは余り知らない嫁に「お義父さん,速かったですヨ」と褒められた。カミさんからは何の批評もなかった。お恥ずかしい限りだ。まぁ,今日は孫2号のバンクデビューがメインだからと自分に言い訳しつつ,記念写真に収まった。
それにしてもこの時期の宇都宮は寒〜〜〜いゾォ。