今年の孫達との夏休みに日光市湯西川の安らぎの森自然公園をカミさんが探してきた。先だっては孫1, 4号を連れて湯西川温泉に泊まりに来たが,今回は孫1~4号と息子一号夫婦の8名が集まることになった。公園内のロッジ「安らぎの森 四季」で自炊しながらの8月14〜16日の二泊三日の宿泊生活だ。
孫1,4号を同乗した我々は水の郷観光センターで孫2,3号を連れた息子1号のクルマと合流した。嫁はネコの世話があるので翌日にロッジに来ることになっている。センターでのお昼の冷やしうどん,蕎麦そして郷土料理の汁ばんだい餅(サバ水煮,炒り豆腐,大根おろしを加えた味噌仕立ての汁にウルチ米の餅を入れたもの)は旨かった。
食後,孫達はさっそく裏の河原で水遊びを始めた。眼の利くカミさんがカジカのような魚を見つけた。辺りはすでに秋の気配か,アカネトンボが乱舞している。
3時になったので10分ほど先の安らぎの森自然公園に向かった。ロッジの部屋は15畳の大部屋だ。厨房・食堂を利用するのも我々だけのようだ。管理人さんによると今夏はアブが異常に発生して特に今日のような暑い日は多い,という。なるほど館内には至るところにブンブンとアブが飛び回りっている。カミさん曰く「佃煮に出来そうなほどのアブ」がそこら中に転がっている。幸いにも,大きいアブは刺したりすることは殆ど無いという言葉通り,刺されはしなかったが。
回りを歩いてみて明日の遊び場を調べることにした。ファミリーキャンプの訪問者も結構な数だ。孫達はやはり水遊びが良いらしい。
今日の晩ご飯は定番のカレーです。カミさんは「圧力鍋が無いので肉が軟らかくならない」という。なるほど歯ごたえ十分の肉だ。
8時からはこの公園でケーナのライブ演奏とオーロラファンタジーの夏のイベントが開催された。火を焚いて出た煙をスクリーンにしてそこにレーザー光線をあてて音楽とともに鑑賞するという趣向だ。野外での大音響とめくるめくレーザー光に孫達は度肝を抜かれて喜んだ。因みにロッジ宿泊者とキャンパーは無料でこのイベントを楽しむことが出来た。終わった後の夜空にも満天の星が見えた。
二日目の朝の食事はホットドッグだ。
食後の腹ごなしは水遊びと行きたいところだが,今日は陽射しがなく涼しいので午後の天候を待つことにして,付近のハイキングとした。
が,孫達は歩いて火照った身体を冷やしたいと要求するので水遊びタイムとなった。今日の遊び場はちょっとした深みもあるので浮き輪を付けさせた。小学生の孫1,2号は飛び込めるが,幼稚園組みはまだダメらしい。大人は冷たい水に下腿を浸すだけだ。
お昼はこれまた定番の焼きそばだ。
そうこうするうちに息子1号の嫁が東武線,野岩鉄道を乗り継いでようやく到着した。
フルメンバーとなって夕食の支度を始めた。今晩の献立はハンバーグだ。孫達は嬉々として肉を捏ね回す。その甲斐あって,とても滑らかな舌触りの美味しいハンバーグが出来あがった。乾き物のおつまみ,手羽の唐揚げにサラダと豪華で賑やかな食卓に満足,満足。
二日目の夜も嫁さんも交えてのケーナ演奏会とオーロラファンタジーを鑑賞した。今日は涼しかったせいかアブが少なかったのは幸いだ。
三日目の朝食はパン食に残り物のカレー,焼きそば,お握りだ。息子1号の自慢のコーヒーが旨い。
チェックアウトまでの時間で孫達はまたもや水遊びだ。名残惜しい水遊びを止めさせて,嫁さんのリクエストで塩原のゆりパーク鑑賞に出発した。
冬のハンターマウンテンスキー場は何度か訪れているが,雪の無いハンターマウンテンは初めてだ。リフトでファミリーゲレンデを登っていくと,下はゆりの大群だ。500万輪ものゆり畑だとか。
リフトを降りるとゆりの香りでむせ返るようだ。
ゲレンデをブラブラと降りていく。冬のスキー場の雪の下にはこんな花々を咲かせる球根が眠っていたんだ。
楽しい孫達との夏休みの最後を飾るゆりの甘い香りが甘い思い出を作ってくれたようだった。