8月 302009
 

第24回全日本マウンテンサイクリング in 乗鞍に9年ぶりに参戦した。要項によれば,距離20.5km,標高差1260m,平均斜度6.1%ということだ。ツール・ド・フランスのカテゴリー超級にも匹敵するヒルクライムレースだ。

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前日の早朝6時半に千葉サイクリング協会のメンバーと柏を貸し切りバスで出発し,ちょっと渋滞している高速を走り13時に乗鞍高原の鈴蘭に到着した。受付を済ませて宿の温泉で汗を流した。ビールとワインとバイキング料理の夕食を取り,20時には早々に床に就いた。気心知れた仲間との一夜であったが,皆さんお互いの鼾,寝言を警戒したようだ。しかし,全員が静かに眠ったようで翌朝の舌戦は空振りであった。明け方に雨音で目が覚めたが,起きたときは雨は止んでいた。60歳台のGクラスは7時36分のスタートだ。スタートラインにはちょっとズルして前に進み,5列目くらいに並んだ。スタートを待っていると肌寒く,アームカバーを着けた。

スタートは混雑するので,直後の直線で平坦地ではアウターギアに入れてちょっとダッシュした。やがて左カーブしていよいよヒルクライムが始まった。とにかく一定のペースで走ろうと心掛けた。全くウォーミングアップしてないが,身体のキレは悪くない。9年前のイメージは殆ど薄れているが,意外なことに辛さはそれほどでもない。7kmの第1チェックポイントを23分43秒,中間地点を38分25秒で通過した。単純に倍にすれば1時間20分を切ってしまうではないか。と思ったのもここまでの話。やがて,後半は劇坂が登場して用意したギアを使い切ってしまう。

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ちなみに今回のギアは9スピードの50&38Tx14-25Tだ。予定では38Tで18,19,21Tを多用するはずだったが,前半はともかく後半は21,23,25Tばかりだ。第2チェックポイントをちょうど1時間で通過した後は気力が続かず1時間25分14秒でゴールした。この記録は自分の40,50歳台の7回の大会の記録中でもベスト4の悪くない記録であった。が,今年のクラスのレベルは高く11位の順位であった。

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下山の先導スタッフを任されて,霧に包まれ時には視界数十メートルの中を下った。別の下山グループでは女性がコースアウトするという転落事故があったようだ。大事なかったようで自力で這い上がってきたとか。

行きのバスの中で宣言した1時間30分を切ったことと,10年以上前の自己記録にひけを取らないタイムであったことがビールの酔いをさらに増した。

総合記録 1:25:14 クラス(男子G)11位(完走97名中),総合 1171位(完走3917名中)

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