3月 292008
 

近所のつくばふれあいプラザでカミさんの絵画グループの展覧会が開催されているというので行ってみた。

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プラザでは,絵のほかにここを利用しているいくつかのグループの発表会が催されていた。イタリア料理,生け花,竹細工などに混じって裂き布を使った草履作りの無料講習会も催されていた。この講師がカミさんの絵の先生でもあるという。受講者が少ないのではと心配してサクラの参加者にさせられた。このお二人もカミさんのモラ(中南米の民族手芸)のお仲間だそうだ。

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縄をピンと張る道具やあらかじめ裂いてある布などは準備されていて,少人数だったので手取り足取りの講習となった。カミさんは孫を遊ばせるためにどこかに行ってしまって,なんとも心細い…

4本の縦綱の間を縫って機織りのようにして作っていくのだが,始めの爪先の丸みを作るのが難しい。小判型にさせなければならないのだが先細りになってしまう。だいぶ進んだところで鼻緒を取り付ける段になった。取り付けた余分の部分も足を載せる部分に織り込んでいくのだ。こうしないと鼻緒が抜けてしまう。鼻緒の材料や色によってはこの織り込み部が模様になるという。フムフム。

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今日使った裂き布は裏表のある布地なので織り込むのがえらく面倒くさい。それでのなんとか所定の大きさに達したので完成させた。どうみてもこれは笹かまぼこだ。

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こんなように人に手取り足取りの指導を受けたのは何十年もなかったことだ。そういえば新しいことにチャレンジするといった体験もほとんどしていないことに気がついた。新しいことを始めると毎日が進歩です,とは先に定年退官した先達の言葉だ。これまで出来たことが今は出来ない,ということがないのが新しい趣味のいいところ,という言葉を実感したひとときであった。それにしても次々と新たな趣味に挑戦するカミさんは偉い。完全に置いてけぼりにされている。