昨日の雪とは打って変わったポカポカ陽気になった。カミさんが「真壁のひな祭りを見に,リンリンロードに自転車乗りに行かないか」と誘ってきた。で,まずはBD-1に油をさしてから,クルマに積み込んで出掛けた。
筑波休憩所からではちょっと短いので藤沢休憩所から走ることにした。
ちょうど12時に走り出した。まもなく,サイクリングロード脇に変わった物を見つけた。国土地理院の,測量機器の性能チェックのための施設とある。
右前方にはせんだって孫たちと登った宝篋山が見えてきた。
小田では,北畠親房が神皇正統記を書いたとされる,小田城の遺構の発掘が続けられている。近々,このあたりは整備されて公園になるようだ。
筑波山が間近に見えてくるようになると北条の街だ。ここには最近,自転車乗りのために民間ボランティアが運営する休憩所が設けられた。土日祝日にオープンなので,今日は閑散としている。
筑波山が正面に大きくなってくると筑波駅だ。ショータイムを取り,持ってきたお握りを食べた。
お茶を飲んでから走り出すと,彼方に男体山,女峰山などの日光の山並みが見えてきた。正面には加波山が迫ってくる。
22.7km走ったところで真壁休憩所に到着した。のんびりしたポタリングなので1時間40分も掛かってしまった。まぁいいか。
ここから,自転車を押し歩きしながら真壁の町並みに入って行く。重要伝統的建造物に指定されている門や家屋があちこちにある。その内部にお雛様が飾られている。
真壁の古い町並みは東日本大震災の影響をモロに受けてしまった。あちこちにブルーシートに被われた屋根が残っており,いくつかの立蔵,見世蔵などの立ち寄り所は閉鎖を余儀なくされていた。
江戸市中では「伊勢屋,稲荷に犬のクソ」と言われたほど多かったという伊勢屋の屋号の旅館があった。中のお雛様もなかなかの物だ。
町並みの中心ほどに真壁伝承館・歴史資料館ができていた。2011年9月にオープンした真新しい建物だ。かつては真壁陣屋があった場所だという。中には図書館,ホール,会議室,調理室などがある。
隣の神武神社には大きな内裏雛が鎮座していた。
ざっと町中を回ったところで,もと来たリンリンロードを引き返した。帰りはちょっと頑張ってペダルを踏んだ。藤沢休憩所に到着したのは16時になろうという時刻だった。走った距離は46.7kmと意外に長いものとなった。久しぶりのBD-1の長旅でお尻が痛くなった。
近年は観光バスも立ち寄るほどに盛況なひな祭りになりましたね。そのためでもないでしょうが,近年はちょっと足が遠のいています。自分は自転車が趣味で,リンリンロードを始め筑波山系の峠を攻めたり麓の里山を訪ねたりとしております。
真壁の町も何度となく訪れております。が,真壁ひな祭りも東北大震災からの復旧は果たしたのかも知らぬほどご無沙汰しております。かつてはつくし湖での自転車ヒルクライムレース,ロードレースなどが催されていましたが,きょうびはそれもなくなって自転車乗りとしては寂しく思います。
今年のひな祭りもご盛況となりますよう。コメントありがとうございました。
こんにちは。
写真上から10列目一番右の店舗写真が弊社ですのでコメント残させて頂きます。
このお祭りも早いもので13年目。
観光地ズレする事無く、ゆっくりのんびり継続していけたならばとこの祭りに賛同する主催者の一人として感じております。
変わらない良さというものが、真壁の良さの一つなのだという事もお越し頂く方々から教えていただきました。
何事も維持・継続が大変ですが、都会が忘れてしまった『挨拶』という習慣が残る自分の生まれ育った街を大事にしていきたいと思っております。挨拶から会話が生まれ、交流がはじまります。
どこか懐かしい、のんびりゆっくりした時間がお好きでしたら又お越し下さい。
次回お会いできる機会を楽しみにしております。
寒い日々が続いておりますのでご自愛下さい。
長文失礼致しました。
古の街より 塚本