今年の孫たちとの夏休みは,カミさんが企画した群馬県の博物館での恐竜展と上野村での川遊びだ。息子2号の休みに合わせたのだが孫1号は別行動と言うことで,ジジババと息子2号,孫2,3,4号で出掛けることになった。
息子2号のクルマで常磐道,北関東道,東北道,関越道,上信越道を走って富岡ICで降りた。富岡は昨年に世界遺産に指定された富岡製糸場があるが,子どもには恐竜のほうが良いだろうということで,群馬県立自然史博物館に向かった。ここにはその昔に,学術講演を聞きに,学生と訪ねたことがあったが,どうにも記憶に残っていない。逸る孫達を足止めして,はいチーズ。やはり,孫1号が居ないと…。
まずは発掘現場のジオラマを上から足下に見る展示だが,孫3号は透明ガラスが怖いらしく覗きに来ない。ホールを埋め尽くさんばかりの恐竜の骨格展示には圧倒される。息子2号も興味津々だ。
地質時代の探検を終えると,群馬県の生物の展示だ。
階段を上がって行くと,どこかで見たような展示が。孫達は「ジージの本にあったね」とよく憶えている。チョット違うけどね。
ここは人類進化の展示室だ。そういえば,昔ここでの講演は人類進化部門の研究者がオーガナイズしたものだった。その時はこんなだったか,全く記憶にない。いまの自分は自然人類学(形質人類学)にはすっかり興味は失っている。孫達も人骨よりも恐竜の骨のほうが面白いらしい。
特別室は,恐竜ではないが,フタバスズキリュウなどの海獣化石の展示だ。化石よりも塗り絵のほうが良いらしい。
宿に向かうには少し時間が早いというので,ここに来るときに見かけた看板を頼りにこんにゃくパークを見学することに。コンニャク料理の無料食べ放題企画は1時間待ちということでやむなくパスして,工場見学コースに乗る。
見学が終わって,お土産売り場でコンニャク製品をあれこれと買い漁った。なかでも,レバ刺しの出来具合,似せ具合には思わずうならざるを得なかった。
ナビに従って上野村の宿泊先を目指した。が,これが大変だった。イングリマングリの,時には離合も難儀する,山道を1時間半ほど走るコースだった。難コースのお陰で孫4号はクルマに酔ってしまい座席にご馳走を…。
ようやくにして上野村のヴィラせせらぎに到着した。子どもたちが遊んでいる間にクルマの座席の掃除だ。
天然温泉に入って,待ちに待った夕食だ。お品書きを読んでみましょう。皆サ〜ン,ビールがきたので乾杯ですよー。
鮎の塩焼きも頭からガブッ。カミさんは熊野詣で体験済みなので孫達に模範を見せる。
デザートまでキレイに平らげてロビーで暫しの休息。ココで息子2号が,転職するという話を持ち出した。それも元の職場に戻るという。せいぜい応援するヨ,頑張りなと励ます。
翌朝の食事はバイキング形式だった。孫達の恐るべき食欲は留まるところを知らない。
大人も負けじと。
チェックアウト時にフロントの若者に御巣鷹の峰を聞いたみたが要領を得なかった。30年前のことなので,地元でも知らない世代となったのか。あと数日でここも賑わいを見せるのだろうか。
今日の予定は鍾乳洞見学と川遊びだ,という。先ずは不二洞探検だ。
2.2kmに及ぶ洞内は10℃という涼しさだ。400年前に僧が探検したということから,洞内の鍾乳石,石筍には仏教に因んだ名が付けられている。天井に空いた穴から下界が除ける頃に出口に到達した。
遊具で子どもも大人もチョット遊んで天空回廊エリアの上野スカイブリッジを目指す。
うまいタイミングでシャボン玉が舞う光景に行き当たった。
橋の向こう側はまほーばの森キャンプ場だった。遊具でチョット遊んで橋を渡り返して川遊びの場所に向かう。上野村ふれあい館の下が適当とパンフレットにあった。そこに流れる川は神流川で,このあたりは渓流釣りの邪魔にはならないようだ。焼きソーセージとパンで簡単なお昼を取ったらさっそく子どもたちはドブンだ。
小さな観光簗にはヤマメが見えるものの簗に追い込んだり,手づかみするほどノロマな魚ではないようだ。
大人たちは水には入らずに見守ったり,昼寝をしたりブラブラ散策したりだ。
よくもまぁこの冷たい水でも遊べるもんだと感心してしまう。
帰りの時間が迫ってきたので,ようやく水から上げさせて帰り支度をさせた。
今年も孫達との夏休みは終わりを迎えた。さぁ,帰ったら夏休みの宿題合宿の続きだゾ〜。
来年に向けて,ジジババも体を鍛えておかなくっちゃ。
子供たちが大変お世話になりました。今年の夏休みはあまり遠くに出かける機会がなかったので、子供たちよい思い出になったと思います。
同じ年代の従兄弟にも恵まれてありがたいことです。