恒例となったCSCトラック自転車競技大会2008秋に参加した。早朝5時に自宅を出ていつものように常磐道,首都高,東名,厚木小田原道路,箱根新道,伊豆スカイラインを通って修善寺に着いたのは7時半を少し回った頃だった。伊豆スカイラインではかなりの風が吹いていた。山の上だからだろうとの思惑が外れ,会場の北ピストはディスクホィールを吹っ飛ばしそうな強風だった。長袖にウィンドブレーカーを羽織っていても寒い。会場のアナウンサーは「風を味方につけろ,気力で遅れるな」と煽るが,早くもモティべーションは下がりっぱなしだ。
今大会には1kmタイムトライアルとケイリンに出場することになっている。腰の不調と練習不足のために今日のギアはTTは48x15Tに,ケイリンは50x15Tに落としてきたが,今日の風ではもっと落としたいくらいだがメンツが許さない。30分ほどバンクを走ってウォームアップをすることが出来た。9時からの1kmTT最後の組でバックからスタートした。今回はハンドルポストを壊すことなく出れた。しかし,スピードは46キロそこらしか上がらないうちにホームでのもろ逆風に見舞われてふらついてしまった。「風よ止んでくれ」の祈りもむなしくヘロヘロになりながら最後の向かい風を突いてゴールラインに向かった。あ〜〜しかし,結果は何という酷さだ。6年前にトラック競技を始めてから36回の1kmTTを体験したが,今回の記録はワースト2のものになってしまった。それでも32人中の17位の順位だった。数人を除いて,大方の選手は2秒くらいタイムが落ちている。それほど酷い風回りだった。なんて言い訳しても始まらないのは重々承知しているのだが…
1kmタイムトライアル 1分26秒320
あまりの悪い記録に胃袋もあきれ果てたのだろうか,食欲がないのでいつも豆腐料理はやめにして暖かいソバをすすっての昼食をとった。2時45分からのケイリンはK,L,Mクラスの合同で61〜73歳の6車立てのレースとなった。事前に,昨年の2位のYさんから「今日は勝つために練習してきましたから」と脅し(?)をかけられた。3番の赤キャップでスタートは1番であったが,別の選手に割り込まれて2番手で周回を重ねることになった。が,先頭の選手は強風のために誘導から離れていく。最後の600mで誘導が離れたので,スッと前に出てそのまま先行体制に入った。第2センターから第4コーナーで後ろから迫ってくる気配を感じたが,とにかく踏み続けた。強風をもろともせずに先行した甲斐があって,逃げ切ることができた。3位までは昨年と同じメンバーになった。最後尾から捲ろうとして今一歩届かなかったという2位のYさんの悔しがること。でも,こちとらの戦法は風に煽られて接触落車が嫌で先行したまでです。
かくして今シーズンのレースは終わった。6月にピークが来てしまってベストタイムを出せたが,その後は腰を痛めてモティべーションは下がりっぱなしでトレーニングも満足に出来なかった。しかし,大きな怪我もせずにシーズンを終わらせることが出来たのは良かったと言うべきだろう。
寒い中を付き合ってカメラウーマン役を果たしてくれたカミさんに感謝,感謝。