3.11の東日本大地震で被害した取手競輪場は4月から改修に入っていたが9月に暫定オープンした。その間に取手サイクルクラブのN塚会長が逝去されて10月からクラブも再スタート切った。が,クラブの練習日が雨だったり三連勝クラブ・シニアチームの行事と重なったりして取手サイクルクラブの練習会にはなかなか参加できなかった。先日,新会長さんから今日の取手グランプリへの参加のお誘いの連絡があってようやく9ヶ月ぶりの取手バンクを走ることができた。今年もS級での出走だ。
今日の装備はアンカーのカーボンバイクにノーマルホィールを履き,ペダルはロードのビンディングペダルだ。ギアは49x15Tといつもの倍数だ。どちらかと言うと決戦体勢よりもトレーニング体勢だね。
取手競輪場はまだ工事が続いているようだ。第4コーナーのスタンド席は取り壊されていて妙にスッキリしている。ホームの特別観覧席は健在だがバックの特別席も取り壊されるようだ。幸いなことに今日はバンクに風が舞ってないので助かる。しかし気温は5℃と冷たい。
1時間ほど走行練習をしてみたがどうにも脚が動かない。動かそうと思うとゼイゼイハアハアとなってしまう。ギアは49x15Tと高校生ギアだが。
1時になってA級戦が始まった。最後まで牽制モードだったが2センターでE原さんが飛び出して頭を取った。67歳の年金パワーを見たかと言わんばかりの勝ち方だ。
S級は8車立てでの出走だ。自分の番号はA級で優勝したE原さんのゲンの良い7番だ。1600mの取手グランプリS級戦の開始だ。ホルダーのU原さんが思いっきりプッシュしてくれたので3番手に入ることが出来た。ありがとうございま〜す。
周回を重ねるていくが併走する半パンツの若手が不気味だ。誘導が離れたがレースに大きな動きは無い。2番手になって最終回の2コーナーに差し掛かりスピードが更に増すところで内側の赤バンからおバカさんが割り込んで来るではないか。あれほど出走前に会長さんが,内側から抜くな,併走するにはハンドル間を20cm空けろ,と注意したにも関わらずである。
そのスピードには付いていけなかったが先行するK原さんの背中がこれまでに無く近く見えていた。そのまま3着でゴールしたが,後ろからH見さんが迫ってきたのを危うくかわした。
やれやれ無事に終わって良かった,良かった。
再び,見たか年金パワーを,と胸の内でつぶやきながら表彰を受けた。
このシーズンになると皆さんの脚はあまり動かなかったようで,K原さんに貼り付けたこととH見さんに勝ったことは平素のトレーニング,とくに30秒モガキ四本が効果を奏したと思っている。でも,来年はこうは行かないだろうネ。
残念なことには,このクラブのお楽しみレース(自分はそう思っている)を競輪レースと勘違いしているのかプロの競輪まがいの行動を取ったり,それを指導したり応援したりする風潮があることだ。自分はこのレースは競輪ではなくケイリンと考えているので,アマチュアのルール,アマチュアのマナーをしっかり守ってもらいたい。赤バンからの割り込みについて仲間内で審議したが,オトナの判断で今回は目をつむることになった。それにしても,こんな爺さんを相手に競輪選手の真似事をして喜んでいるようじゃねぇ〜。