10月 202011
 

講座の第2回目のレシピは,そばの実ご飯,えのき・かき揚げ,青菜のピナ粉あえ,ミラクル・きなこ餅だ。

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まずはご飯の準備に取りかかる。4人分の材料は米2カップ,水2カップ,韃靼(だったん)そばの実大さじ2,白ごまを適宜だ。韃靼そばの実はスーパーなどではお茶のコーナーに置いてあるそうな。米を研いで同量の水を加え,その上にそばの実を散らす。炊飯器で普通に炊き,10分ほど蒸らす。

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食べるときに白ごまを散らす。今日はこの白ごまをおしゃれにしてみようという試みの紹介があった。

白ごまに適量の塩を加え,焦げないように煎る。パチパチといってきたら水をほんの少し加える。これで塩が固まってごまに金平糖のようにまとわりつくはず。が,先生でも失敗するようだ…

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メインディッシュのえのき・かき揚げの材料(4人分)は,えのきだけ2パック,塩昆布20gだ。これに衣(てんぷらではないので衣とは言わないそうだが)の材料として,小麦粉(薄力粉)大さじ6,片栗粉大さじ6,水大さじ6を用意した。

えのきだけは根元を切って半分の長さに切る。根元の方の部分は丁寧にほぐす。ほぐすときに包丁で裂いたり,あるいはフォークで裂いたりするのも好い。パックされたえのきだけは洗わなくとも良い。無菌栽培されているので洗うと余計な菌が着いてしまうというだ。

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ボールにえのきだけと塩昆布を混ぜ,小麦粉,片栗粉を加えて混ぜ合わせたところに水を加える。ただし,この混ぜ合わせる段階は具材を揚げる直前にすること。でないと具材が水っぽくなってしまう。フム,フム。

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揚げ油を170℃に熱し,具材を一口大に薄くまとめて入れる。このとき,しゃもじを油で濡らし,これに具材を載せて平らに均すと上手くいく。

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揚げ鍋の面積の半分くらいになるように具材を入れていく。油が少ないようなときは揚げ鍋(フライパン)を傾けて油を寄せて揚げると良い。なるほど,なるほど。これがきつね色になってカリカリになるまで揚げたら,出来上がりだ。

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今回は大根おろしをつくって,ポン酢とでいただいた。

カリカリに揚がったえのきだけの食感は酒のつまみに良く合いそうだ,と参加者の意見が纏まった。ちょっと厚めの部分はさきイカの食感だ。持ち帰ったかき揚 げを息子2号に食べてもらったら好評だった。塩昆布を使っているので味も旨みも良く出ている。カミさんに言わせると,塩昆布は万能調味料だとのことだ。

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2品目の青菜のピナ粉あえに取りかかった。今回は青菜にホウレンソウを使ったが,小松菜,チンゲンサイなどでも好いそうだ。4人分の材料は青菜150gに,和える具材としてピーナツ粉20g,白すり胡麻20g,砂糖大さじ1,醤油小さじ2を用意した。ピナ粉とはピーナツ粉のことだった。

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たっぷりのお湯を沸かし,塩と少々のサラダオイルを加える。サラダオイルを加えると沸騰点が上がり短時間で茹でることが出来るという。従って,色鮮やかになり更に栄養が逃げることを防げるそうだ。へぇ〜。

この湯にホウレンソウを根元から入れて1〜2分,色が好くなるまで茹でる。茹で上がったらすぐに冷水に浸してアクを取る。水気を絞って4〜5cmに切る。

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和え具材を混ぜ合わせて,これをホウレンソウに和える。

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今日は番外レシピとして,電子レンジによる目玉焼きが紹介された。

適当な容器の内側を水で濡らしておく。こうすると出来上がった目玉焼きの型抜きが容易になる。卵を割って器に入れる。ここで爪楊枝で黄身に2,3個の穴を開けるのがキモだ。こうするとレンジにかけても卵が破裂しない。器にラップを載せる。ぴったりと被せなくとも良い。これを500Wの電子レンジで1分〜1分10秒加熱する。

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油を使わないヘルシーで簡単な目玉焼きの出来上がりだ。今日は付け合わせにワサビ菜が用意された。噛んでみるとちょっとわさびの香りがする。

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デザートのミラクル・きなこ餅も電子レンジを生かしたレシピだ。4人分の材料は,木綿豆腐300g,片栗粉60gだ。それにきな粉,砂糖,塩をお好みの分量で用意する。

豆腐を泡立て器で混ぜ合わせる。つぶれたら片栗粉を加えて更に混ぜ合わせる。

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これにラップをふんわり被せて電子レンジで加熱する。加熱時間は600Wでまず2分だ。2分加熱したら取り出して再び混ぜ合わせる。これを再度,2分加熱する。これでも白っぽかったら更に2分加熱する。

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加熱が終わったら一口大にちぎり,きな粉をまぶす。お好みで,すり胡麻や黒蜜をかけるのもお勧めだ。まるで船橋屋のくず餅のような出来あがりに参加者一同は拍手喝采だ。

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息子2号の評価は,豆腐のダマをなくすようにしたらもっと舌触りが良くなり,商品としても通用するかも知れない,ということだった。

さて,出来上がったものを並べて,待ちに待った昼餉が始まった。そばの実ご飯はサフランライスのような色だが,味と香りはそば茶そのものだ。えのきだけ・かき揚げは冷たくなってもパリパリ感を残していた。青菜のピナ粉和えはもうすこし醤油を加えても好かったようだ。ちょっとホウレンソウは茹で過ぎだったかな。ミラクル・きなこ餅は後の方で舌に豆腐の香りが漂ってきた。黒蜜をかけて正解であった。

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