10月 132011
 

久しぶりに公民館(今は交流センターというそうな)の料理講座に参加した。今回は前の2回(男のキッチン パート7,身近な家庭料理)の開催場所とは別の交流センターでの開催だ。自宅から自転車で汗をかきながら20キロを走っての参加だ。

センター長の開講挨拶に続いて講師の紹介だ。前の2回でお世話になった I さんだ。I 先生はかつて向井千秋さんのスペースシャトルの宇宙食を創作されており料理コンテストで数々のグランプリを取っているそうだ。見渡せば参加者の1/3ほどに見覚えのある顔が揃っている。3回目の参加の自分も,これで I 先生のファンクラブの一員になったようだ。

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今日のレシピは,ごまのつくね焼き,ライスマカロニサラダ,れんこんのすり流し汁,ポップコーンの4品だ。易しく作れる料理で,高齢者(参加者)のからだにも財布にもやさしいレシピだ。

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まずはお米の研ぎ方の説明から始まった。ボールにザルをのせてその中にお米を入れての水洗いだ。洗米はギシギシと荒く洗うと米が割れてしまうので,やさしく揉むように洗うという説明があった。

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炊くときの水加減はカップで量る。1カップは200mlで,米1カップは炊きあがると茶碗に2杯の量だ。新米の時でも水加減は米1カップに水1カップが適量とのこと。よく,新米は少なめの水加減でと言われるが,最近は機械で乾燥させるので新米といえども水分が多いわけではないという。フム,フム。

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炊飯器のセットをしてメインレシピのごまのつくね焼きの準備に取りかかる。4人分の材料は,鶏挽肉(胸肉)400g,なめたけ1瓶,パン粉大サジ6に白胡麻大さじ6〜7,サラダ油大さじ2だ。なめたけに味が付いているので調味料は使わない。

調理でのサジの説明では,小サジに注意するようにとのこと。調理用のサジは通常は3本セットになっているが,小サジは真ん中の大きさのものだ。大サジは15mlで小サジは5mlだ。間違いやすい一番小さいサジは2.5mlだから,これを使うと小サジ1/2の分量となる。

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ボールに肉,なめたけ,パン粉を混ぜて粘りが出るまで練り合わせる。

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この種を12等分してやや薄めの円形に整えて,胡麻をたっぷりと着けて手で押さえて馴染ませる。このときに円盤の中央を凹ませて,火が通りやすいようにしておく。各々が丸めたつくねは大きさ,かたちも様々だ。

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これをフライパンにサラダ油を熱くして,中火で両面を焼くのだ。表面が固くなってきた焼き加減で完成だ。

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付け合わせにはサラダ菜とグレープフルーツを用意した。グレープフルーツは4つ割にして食べやすいように皮と実の間に包丁を入れておく。さらに食べやすくする工夫として,先生が切った皮を間に挟むという芸当を披露してくれた。

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盛りつけしたごまのつくね焼きはこんな具合になった。

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二品目のライスマカロニサラダの準備にかかった。4人分の材料は,ライスマカロニ100g,キュウリ1本,タマネギ1/2個だ。調味料にはマヨネーズ大サジ4,塩・コショウ少々,ワサビ小サジ1/2を使う。

ライスマカロニとは米粉で作ったマカロニだ。初めてお目にかかる素材だ。

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ライスマカロニは小サジ1/2の塩を入れて熱湯で8分茹でる。茹で上がったら冷水に浸けて冷ましてから,水気を取ってオリーブ油を振りかけておく。今回はオリーブ油の代わりにサラダオイルを使った。

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キュウリとタマネギは薄切りにして軽く塩を振る。このときに塩もみはしないで,軽く混ぜる位にする。しんなりしてきたらギュっと絞って水分を取る。

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マヨネーズにワサビを混ぜて,マカロニ,キュウリ,タマネギを和える。お好みで塩・コショウを振りかけても良い。マヨネーズに辛子ではなくて,ワサビを使っているところがミソだ。

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れんこんのすり流し汁の4人分の材料は,レンコン100g,かに風味かまぼこ2本,三つ葉2本,だし汁700ml,醤油大サジ1/2,塩少々だ。

レンコンは皮をむいて酢水に浸けておく。

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だし汁はダシの袋を水から入れて5分ほど火に掛ける。ダシの袋を取り出して,醤油と塩で汁の味を調える。 参加者の中にはダシの袋を初めて見たといって「どこで売っていますか,カ◯ミで買えますか」などという者もいる。男子厨房に入らずの世代だね。

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ここにレンコンをすり下ろしながら加える。かき混ぜてとろみをつける。

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かに風味かまぼこは縦に裂いておく。三つ葉は2cm位に切っておく。かまぼこと三つ葉をお椀に入れて,だし汁を注げば出来上がりだ。

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デザートのポップコーンは参加者に大人気のレシピとなった。4人分の材料は,ポップコーン50g,サラダオイル大サジ1,バター10g,塩小サジ1弱だ。お好みでカレー粉を入れても面白いとか。

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厚みの深鍋に上の材料を入れて,鍋蓋をして中火にかける。ポンポンとはじける音がし始めたら焦げないように鍋を揺する。はじける音がしなくなったら火を止める。

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蓋を開けるれば見事にふくれたポップコーンが出てきた。これには参加者は大喝采した。「早速,孫に作ってやりたい」との声も。

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我が班の鍋は小さかったので2回に分けて作った。で,出来映えはと言うと,半分成功で半分失敗だった。

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出来上がったものを並べて,みんなで「いただきま〜す」。我が班のれんこんのすり流し汁は少々薄味だった。水が多かったのか,それとも煮詰まらなかったのか。

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今回の講座には22人が応募して,16人が抽選されたという。我々の班はリピーターが集まりベテラン組みとなったが,他班は初心者組みとなった。ちょっとトンチンカンな質問も出たが,我々も最初はあんな調子だったのかネ。