ひと足早いが,そしてかなり遅いかも知れないが,雛人形を飾った。
正月に笠間に陶器を見に行った時にカミさんが気に入ってしまったのを,先日のキララ館の展示会に出掛けて,遂に買ってしまったものだ。遅まきながらカミさんの退職祝いにしてもらった。
作品は笠間出身でいまは備前に居るとか聞く,沢リカさんのものだ。写真で分かるように,非常に手の込んだ作品だ。
土のしっとりとしたつくりの中に,抑えた華やかさがある。成熟した大人のための雛人形だ。
男の五月人形も雛人形も持ち主から別の持ち主に伝わっていくようだが,さて,このカミさんの雛人形は誰に伝わっていくのだろうか。
ありがとうございました 陶歴もお作りにならない方で 世捨て人のような作家さんかと思っておりましたが 世話になったモロッコのサフィ陶芸センタ-の支援のための<モロッコ陶芸支援の会>の設立者となるなどアクティブな活動家であることがわかりました 木村文厚