あぶくま自転車工房が主催する第6回あぶくまカップに参加した。第1回あぶくまカップに参加したのは東日本大震災の前年だったから,足掛け5年半ぶりの参加だ。会場となる泉崎国際サイクルスタジアムは東日本大震災で被害を被って2年間使用できなかったが2013年8月に再開した。それで,第2回あぶくまカップは2014年12月に再開して昨年は春,夏,秋と年3回開催して今日の第6回となった。
泉崎国際サイクルスタジアムは2004年の日本スポーツマスターズで初体験して4回目となるが,今回は満開の桜に迎えられての訪問だ。風もなく,春の陽射しが暖かいバンクコンディションは最高だ。さて,からだの調子はどうだろうか? この冬は,寒い朝練や実走を避けて,固定ローラーでトレーニングした。タバタ・プロトコル(20秒全力ワークアウト+10秒レストを6セット)を週2回,6週間続けた。その成果はどうかを見るのが目的であぶくまカップに参加したわけだ。
最初のトライアルは1周の助走からの333mFTT (Flying Time Trial) だ。38°のカントを持つ第2センターに駆け上がり,そこからホームに向かって駆け降ろして1周の走行タイムを計る。今回はクラブ員の好意で電気計時装置で記録された。
タイムは24.53秒だった。第1回あぶくまカップのタイムは24.60秒だったから,まぁ良しとしよう。
休みなしに次のトライアル666mFTTが始まる。今日の参加者は14名と少ないので,脚の回復が心配だ。しかし,いい感じで走れてタイムは52.66秒(25.68″ + 26.97″)を刻んだ。第1回あぶくまカップのタイムは53.30秒だったから,力は落ちてないということだろう。ムフフフ…。
3つ目は2kmFTTだ。ここ1年はこんなに長い距離をスプリントしたことないので,いつ潰れるか,どこまで保つか,との杞憂で頭は一杯だ。2周目で「まだ2周だ,長い」,3周目で「やっと半分だ,少し休もうか」などと考える。4周目で「少しスピードアップしよう」という調子だ。タイムは3分04秒15(28.91″ + 29.60″ + 30.40″ + 31.58″ + 32.11″ + 31.54″)だった。最後までタレずに走れたということは力を出し惜しんだということか,最終ラップでスピードアップしていることがそれを物語る?! フライングにもかかわらず,3分が切れなかった。S田氏によれば,スタンディング2kmTTよりも5秒は速くなるということだ。2kmともなるとペース配分が難しい。
ここで昼飯タイムとなって2時間ほど休めることになった。コンビニでお弁当を買ってきて,満開の桜の下で食べるお花見弁当だ。
バンク内の練習場でS田夫妻の一粒種のヨッシー君と話しながら調整する。ヨッシー君は小学校2年生だがとても丁寧な受け答えができる。しかし,彼の話す内容の半分ほどしか理解できない。どうやらミニ四駆とベイブレードのことを教えてくれるのだが…。
午前中でタイムトライアルは終わって,午後は希望者での2kmスクラッチレースだ。午前中の3種目の合計タイムで3つのカテゴリーをつくり,同じ実力ライダー同士でゴールを競うことになった。まずは第2カテゴリーで出走した。気温も上がってきたので半袖ジャージーで臨んだ。対戦相手はK野親子チームだ。
始めのうちは先頭交代をしながら様子を見ながら走れた。
周回を重ねていくと親子チームでバンクを上がっていく。何を考えているのか,スクラッチレースが2回目の自分には解らない。最終回の鐘がなったと思ったら第1コーナーの上から二人が駆け下りてきた。アッと言う間にスパートされて手も足も出ないうちにやられてしまった。短い距離でのスクラッチレースと言うものはこういうものらしい。まるでスプリントのようだ(スプリントは昔はスクラッチと呼んでいた)。ゴールは僅差で中学三年生の息子が親父を刺した。完全に親子に弄ばれました。
やれ,やれ,と思っていたら次のレースがあるというではないか。このスクラッチレースはメンバーを昇格/降格させて入れ替えて全部で3レースを戦うということをS田氏に教えられた。果たしてあと2戦保つだろうか?
第2レースは降格となって第3カテゴリーに入った。このカテゴリーはおとなしく先頭交代を重ねて走れた。で,自分は最終回の手前の第4コーナーから駆け下りてそのまま1周回を逃げてゴールした。どうも,あれやこれやの作戦は苦手だな。作戦で走れないなら,真っ向勝負だ。
第3戦は再び第2カテゴリーで走らされた。先ほどしてやられたお父さんに一矢報いるべく最終回の第1センターから駆けおろしたが,時すでに遅し。アレヨアレヨ言う間に離されてしまい,ボロボロになってゴールした。この時にお父さんは僅差で競り勝った。これで自分の脚力,実力がよ〜く分かった。脚力あっての作戦だな。最終成績は7位(10人中)であった。
何はともあれ2kmのスクラッチを立て続けに3本走ることが出来た自分に驚いた。これが6週間のタバタプロトコルの成果であろう。しかし,あのトレーニングは,できるならば,やりたくないものだが…。
かくして第6回あぶくまカップは終わった。永遠のライバルであるS田氏はイベント運営者として多忙であったのでレースには参加しなかったが,参戦する自分のために事前に氏の記録を取っておいてくれた。自分の合計タイムは260秒,氏のそれは285秒とのことであったので,今回の勝負は自分の勝ちとなった。しかし,いつまでこの戦いは続くのだろうか? 昔のブログを漁ってみたらピストを始めて12年になることに気がつかされた。あと5年は頑張りたい。目標は卒寿で現役ピストレーサーだが。
あぶくま自転車工房のS田夫妻とあぶくまサイクリングクラブの皆さん,大いに楽しんで走れました。ありがとうございます。I’ll be back!
(使った写真は,ほとんどすべて,坂田由美子・宮崎人士さんによるものです。)
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