つい最近まであちこちの住宅リフォーム業者から屋根の修理や外装の塗り替えのダイレクトメールやチラシや電話があった。平成８年に建てた住宅も早14年が経過したので，目をつけられたのだろう。で，リフォームすることにして２つの業者から見積もりを取ってみた。一つは大手のDIY店でもう一つは建てたときの住宅会社の後継会社だ。両者ともに目視と図面を参照して見積もりを出してきた。DIY店は地上からぐるっと回っただけの検分だが，住宅会社は屋根にも上がったり，シロアリ防除の状態検査で床下にもぐったりしてデジカメで撮影してそれをTVで見せて説明してくれた。
シロアリ防除，瑕疵保険の有無があるが，両者の見積額はおよそ1.8倍の違いがあった。住宅会社のほうは国土交通省の既存住宅流通活性化等事業リフォーム工事タイプという事業を活用してリフォーム費用の1/4の補助金に加えてリフォーム瑕疵保険と履歴管理という条件を提示した。シロアリ防除と補助金に加えて，丁寧な説明が我々の気を引いて割高ではあるが住宅会社の見積もりでゴーサインを出した。工期は12日間（実質10日間）である。
初日は足場の仮設工事だ。およそ半日で住宅の周りに鉄パイプの足場が組まれた。同時に，西側にあった物置も解体して庭の一隅に移すために解体した。
2日目は屋根の高圧洗浄が行われた。足場にシートが張り巡らされ高圧ポンプからの水で屋根の汚れやアオコを洗浄した。
3日目は塗装工事に先だっての養生が行われた。窓や玄関ドアーなど塗装の飛沫を防止するために半透明のシートが張り巡らされた。そのために窓は開けられなくなり，ベランダに出ることの出来ず洗濯物は室内で干すようになった。半透明のシートだが昼間でも室内は薄暗く，なんとも憂鬱な日が続くことになった。夏場だったら暑くて堪らなかっただろう。
養生が済むと外壁，サッシ周りのシーリングが補修された。ついで，屋根と外壁シーリングの下塗り，中塗り，上塗りの実施だ。今回のリフォームでは，屋根はココナツブラウン色で外壁は建築時のグレー系からベージュ系の色に変更した。軒下の塗装も始まった。樋などの役物や雨戸も塗装された。
雨で一日半の工事休止はあったが，それでも予定通りに塗装工事は終了した。養生シートが外されて再び室内に明るさが戻ってきた。翌日には足場も解体されて。ようやくリフォームが陽の目を見ることになった。
物置も組み立てられた。一部屋が足の踏み場もないくらいに移してあった収納物も戻された。庭のリフォームが課題だがこちらは自前だ。
