6月 032010
 

公民館講座の「男のキッチン パート7」を受講した。週1回の3回の講座で,対象は男性初心者だ。エプロン,三角巾(バンダナで代用),手拭きタオル,筆記用具を準備して公民館の調理室に集まったのは初老の18名だ。パート7ということもあって経験者も何人かいたが,初参加組も自分を含めて数人はいた。まずは館長さんの挨拶と I 講師の挨拶で講座が始まった。

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今日のレシピは,きんぴらご飯,ほくほく粉ふきサラダ,ブロッコリーのしょうが和え,ブラマンジュの4品だ。4人が調理台を囲むことになるので,レシピの材料は4人前だ。

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まず,講師から米の研ぎ方の説明があった。この時期の新米(梅雨を境に新米と古米を区別するそうな。知らなかったなぁ)は脆いので両手で揉み洗いするのが良いと教わる。研ぎ汁は直ぐに棄てて,洗い終わったら10分ほど置いて火に掛ける(炊飯器のスイッチをオンにする)というが,今日の炊飯器では一晩も水に水浸しておくのだがそれで良いか,という質問も出る。

今日のレシピでは大さじとカップを使うが,大さじとは15ccで小さじとは5ccの容量とのこと。計量スプーンを買うと3本セットになっているが,一番小さいスプーンは2.5ccだから小さじ1/2だ。中くらいのさじが小さじということ,覚えておかなくっちゃネ。1カップは,米では180ccだが,他では200ccに相当するというのも注意しなくては。と,知らないことがたくさんある。

まずは,先にデザートのブラマンジュに取りかかった。鍋にコーンスターチ 45gと砂糖 30gを入れて牛乳 500ccを少しづて加えて中火に掛けてかき混ぜる。とろりとしてクリーム状になったら(へらで鍋の底をこすると鍋底が露出するくらいの状態。フムフム)になったらバニラエッセンスを加える。あらかじめ水に濡らした型に流し込んで,冷蔵庫で冷やしておく。食べるときにお好みのジャムを加える。ブランデーなどを加えると大人のデザートになるという。いつか試してみよう。

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混ぜご飯の準備だ。ゴボウ1本を笹掻きにする。皮を包丁の背で軽くこする方法が良いと教わる。あらかじめ中心に向けて長軸に何本かの切れ目を入れて笹掻きにすると細かく仕上がるという。なるほど,なるほどと皆さん感心する。鶏モモ肉 1/2枚を1.5cmくらいに細かく切り分ける。フライパンにサラダ油大さじ1杯を垂らして熱してから,肉を炒めゴボウを加える。肉の色が変わってきたら酒大さじ2杯を振りかけて,蓋をかぶせて蒸し焼きにする。しばらくして,みりん大さじ3杯と醤油大さじ2杯を加えて,水気を飛ばすように炒める。出来上がったら,ご飯に塩少々を振りかけて,鶏肉とゴボウの炒めたものを混ぜ合わせる。小口ネギを振りかけて,さらに七味唐辛子で食べると旨いそうな。

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ほくほく粉ふきサラダは,新ジャガ4〜5個を包丁の刃で擦って皮をむいて四ツ割にして茹でる。水の量はジャガイモが隠れるくらいで十分。ゆであがったらお湯を棄てて,鍋蓋をして上下に振る。こうすると茹でジャガイモの角が壊れて粉ふきいもになる。フム,フム。これに,白すりゴマを大さじ3,醤油大さじ2,砂糖大さじ3でソース(?)をつくり,粉ふきイモに絡めるとできあがり。

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ブロッコリーのしょうが和えは,ブロッコリー1個を小房に分けて茹でる。このときに茎の部分も薄く短冊に切って使う。色が良く乗ってきたら,湯切りして冷ましておく。ブロッコリーの場合は,色を出すための水を掛けることはしない。水っぽくなるのを防ぐためだと教えられる。ここに,しょうが一かけを針しょうがにしたものを加え,醤油大さじ2,水大さじ2,酢大さじ1で和える。自分の切った針しょうがは講師にお褒めの言葉をいただいた。隣の針しょうがは優に自分の倍の太さだゾ。

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さあ,できあがりだ。4人で手分けして取り組んだが1時間は掛かっている。

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座敷に運んでみんなで食べた。しょうがたっぷりのブロッコリーはいけるゾ。ほくほく粉ふきサラダはちょっと甘いかな。これで汁があったら申し分ない,との受講生の声だ。

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食べながら講師の話,今の日本人は植物繊維とカルシウムが足りてない,おしゃべりしながらゆっくりと30回は噛んで食べよう,などなどを伺う。食べ終わるとサッと片付けだ。皆さん,手際の良いこと。いつもやっているからでしょうか?!

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それほど難しくないが,これを一人で調理するとなったらてんやわんやでしょうね。まず段取りを考えてから取りかからないとね。食べ終わってかたづけ終えたのは1時だった。一人暮らしで調理するとなったら,これから夕食の買い出しや下ごしらえを考えないと… いやはや,カミさんは偉い,凄い!

  One Response to “男のキッチン−1”

  1. 昼にきんぴらご飯のレシピをカミさんに披露した。みりんが無かったのでどうしようかと思っていたら,カミさんの「酒を増やして砂糖をいれれば」とのアドバイスがあった。ゴボウの笹掻きは,講座では体験できなかったが,我ながら上手にできた。ネギは万能ネギのような青い部分が無かったの,細い白い部分を使った。ご飯は炊きたてではなくて,冷凍ご飯をチンして使った。汁気を十分に飛ばして炒めた鶏とゴボウを入れて,白ネギは辛くならぬようにとのカミさんのアドバイスで,暖めたご飯に混ぜ合わせた。さて,カミさんの批評はと言うと「おいしい。鶏はもっと小さく切ったほうが好い」とのことだ。
    でも,これを一人で作って一人で食べるシチュエーションはちょっとね〜…

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