息子1号の嫁のお招きにあずかり,息子1号の家族とカミさんとで栃木県烏山市の里山のかやぶき古民家大木邸 の春の田植えイベント2012に参加した。
大木邸は築90年を越える古民家で5人の若者によって管理運営されている。しかし,この歳で田植えを体験するとは思いもしなかった。初めての田植えである。
開会式での挨拶の後でお米にまつわるミニ講義があった。この知識は後のクイズで役に立つとあって,カミさん共々に懸命に記憶に留める努力をした。全世界で1年間に6億1千万トンの米が採れ,1位は中国の1億1千万トンで日本は10位の1千100万トンだそうだ。日本ではウルチ米,モチ米の他に酒米が採れるが酒米は一般には許可されてないそうだ。フム,フム。
ミニ講義が終わったら,変なNice Rice Manが登場した。彼の指導で田植え体操で参加は身体をほぐした。
いよいよ田んぼに入っての田植えだ。その前に,苗は4,5本を取り分けて植えるなどの説明があった。
カミさんともにやる気満々だ。
印を付けた縄を移動させながら植えていく。が,後ろに下がる時にうっかりすると足が抜けずに,もつれて転びそうになる。それほど田の土は柔らかい。泥は気持ちが良いほどのぬるい感触だ。
最後の列まで植えてお仕舞いとなった。これくらいの広さでこの人数の田植えでは腰が痛くなるほどでは無かった。
田植えが終わって,隣の田んぼで玉入れゲームが催された。我がチームは決勝に進出し,見事に優勝の栄冠を勝ち取った。決めたのは自分が入れた1個の玉だった。
田植えと玉入れで運動した後のお昼ご飯は旨すぎて,お握りを4個も平らげてしまった。筍もうまい具合に炊かれている。なんと言っても野外でのランチだから旨いはずだ。
田植えまではどうにか保った天気も,昼食が終わる頃には積乱雲がモクモクと湧き出て雨が降ってきた。後にTVのニュースで見て,つくば市北条の街が竜巻で大きな被害を受けたことを知って驚いた。
大木邸の中に移動してデザートのかき氷を食べた後はクイズで楽しんだ。2択の勝ち抜きのクイズで自分は見事に優勝してしまった。賞品は玄米2kgだった。
さらに玉入れゲームで優勝した我がチームには烏山和紙でつくった携帯ストラップが送られた。
閉会式の後は一本締めで幕を閉じた。
大木邸の内部をゆっくりと観察した。囲炉裏,五右衛門風呂,鶏籠の明かりなどなどが見事にデザインされている。
外にはピザ窯が設えてある。へぇ〜,こうやって造ってあるんだ。
コーヒーとヨモギのシフォンケーキを注文した。旨かった。
孫もジジ・ババも充分に楽しんだ。