11月 082010
 

数日前,龍ヶ崎ニュータウンのスーパーに買い物に行った折りに付近の田舎庵という蕎麦屋をガイドブックを手に訪ねた。しかし,休業中であったので車をUターンさせる場所を探しながら走った。あたりは何となくしっとりと落ち着いた雰囲気を醸し出していた。あちこちの小路の入り口に◯◯坂の標識が目立った。どうやらちょっとした名所のようだが,その日はそのまま通り過ぎた。

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後日,インターネットで調べてみた。そこは旧水戸街道の若柴宿ということが分かった。さらにネットサーフィンすると旧水戸街道は自宅のすぐ近くの牛久にまで延びていて,そこも旧水戸街道の牛久宿だったことも分かった。それで,昨日のツーリングの疲労回復と腰痛のリハビリテーションを兼ねてのんびりとポタリングでこれらの旧宿場町を訪ねた。

牛久・若柴宿ポタリング_map

国道6号線の牛久駅西口入口(出口)から少し東京(江戸)方面に戻ったところに旧水戸街道への入り口があった。ここから若柴宿に向けて往復ポタリングを始めた。

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右手に創業慶応4年の酒屋が出てきた。

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さらに進むと正源寺というお寺さんがあった。池波正太郎の鬼平犯科帳の雲竜剣にも登場しているそうだ。境内には所狭しと,新しい観音像が置かれている。本堂の前に聖観音様と般若心経を彫ったマニ車が置かれている。それを回しながら心経を誦した。

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正源寺を先に進むと明治17年に明治天皇が女化原(おなばけはら)の陸軍演習視察に行幸したときの行在所の碑が立っていた。

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この交差点あたり(本牛久郵便局)が牛久宿の中心だったようだ。

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街道を進むと国道6号線に合流し,旧街道は常磐線の踏切を渡って続いている。

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軽いアップダウンやカーブを経て真新しい舗装道路を過ぎると交差点にぶつかった。交差している現在の道路はカントリーラインと呼ばれ,どん詰まりは霞ヶ浦湖畔のR125だ。

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この交差点の端に一里塚の案内板がある。成井(なるい)の一里塚である。道の両側の塚の面影はほとんど残っていない。

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さらに進むと牛久沼湖畔からR6を分かれて龍ヶ崎ニュータウンに続く道路との交差点(若柴排水場入口)出会う。

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やがて941年創建という星宮神社に出た。境内には,この神社の創建にまつわる,平貞盛の駒止の石がある。

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秋の柔らかな陽射しの水戸街道を進んでいく。休業中の田舎庵の前に新田貞氏(新田義貞の孫)が創建した金竜寺がある。牛久沼の名前の由来である,牛を食った小坊主の伝説の寺だそうだ。本堂の裏手には新田義貞の墓があると言うが,見逃した。

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このあたりから若柴宿の雰囲気が濃くなってくる。藤代宿(東京/江戸方面)に向かって右側に鍛冶屋坂がある。降り口にも案内標識があった。

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先の右手は足袋屋坂だ。坂の途中にはタコ入道のような木の根っこが。

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その先の左側には仲宿坂だ。

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さらに右手に会所坂だ。ここは舗装された坂ではなかった。降り口も当時の様相を示しているような感じ。

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その右手は延命寺坂だ。延命寺の跡地の案内板があるだけで寺の痕跡すら分からない。

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街道が右にカーブする左側に流坂があり,カーブの左側は八坂神社だ。

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カーブは大坂に続き,ここが若柴宿の外れ(江戸からは若柴宿の入口)になる。

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ポタリングの帰りは,これまでの小路の坂の降り口を結ぶねがらの道を走ってみた。その季節にはやぶ椿がきれいだそうだ。

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ねがらの道から金竜寺坂を登り,愛宕坂を見ながら金竜寺前の水戸街道に戻った。こうしてみると若柴宿の水戸街道は馬の背のような稜線上に位置していることが分かる。

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そこから往路を辿って帰宅した。19.1km,2時間36分の自転車散策(ポタリング)であった。

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