9月 202009
 

シルバーウィークの20〜22日の三日間,伊豆市の日本サイクルスポーツセンター日本スポーツマスターズ2009の自転車競技が開催された。今年の大会は久しぶりのトラックレースに加えてロードレースも行われた。マスターズ大会の初めてのことだ。どうせならば,とばかりに貧乏根性丸出しに両方に参加を申し込んだ。夏の連休の高速道路の混雑に懲りて,早朝4時に出発した。

第一日目はロードレースだ。カテゴリーは60歳台の6部であるが,なんと30kmを走らなければならない。このコースでの最長レースは4周回20kmしか体験したことがない。それも,50代の始めのことだ。それなりのトレーニングを積んだつもりになって,密かにお立ち台を狙ったのだが…

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6部は女子の部(35歳以上の年齢分けなし)と同時スタートである。1周目はそれほどばらけなかったが,やがて少しづつ遅れていった。4周回まではゼイゼイハアハア言いながらも走ったが,残る10kmで脚は売り切れてしまった。抜いていった選手に5周目に抜かれてしまったが,いつもの「まっ,いいか」が出て後ろを追うことにした。最終回の最後の登りで抜き返そうかとも考えたが「どうせお立ち台に立てないなら,4位もビリも同じ」なんて不遜が考えをしてしまい,そのままズルズルとゴールした。結果は9位で入賞を逃すことになった。5年ぶりに走った日本サイクルスポーツセンターのロードコースであったが,やはりいつ走ってもきつい。Polarの心拍計の記録を見て「もう止めかな」と弱気になってしまう。さすがに日本マスターズである,お強い皆さんばかりでした。

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ロードレースのスタート前にTV局にインタビューされてしまった。自転車を始めたきっかけとか,自転車に対する考えとか聞かれた。が,隣の選手の答えとは違って,自分は健康のためとは言い難い。健康が目的で自転車をやっているのではなく,自転車をやっていたらたまたま健康になったと考えている。とは,答えなかったが,旨いビールを飲むために走ると茶化して答えた。これじゃ,カットされるでしょうねエ。

翌21日からは場所を北400mピストに移してのトラックレースだ。この競技には1kmTT,10kmポイントレース,チームスプリントにエントリーしている。欲張りすぎだが,どこまで行けるか試してみたい気があって… 第二日目は1kmタイムトライアルだけの出場だ。ここで大学時代の1年後輩のJ大のKさんとの対決となった。今日はゴール後に乳酸でコチコチになる尻を自覚し,自分では悪いタイムではないと思った。が,Kさんにはコンマ2秒ほど負けてしまった。その上に自己ワースト3のタイムを記録してしまった。昨日のTV局にまたまた狙われてしまった。Kさんと共にインタービューを受け,お互いに何でこんなつらいことをやるんだと話を持って行かれてしまった。自分は非日常の体験と格好つけてしまった。

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第3日目の朝は起きるのがとてもきつかった。競技場に向かいながら「今日のポイントレースはどこで降りようか,周回遅れになったときかそれとも最初のポイントを過ぎてからにしようか」などとDNF(Do Not Finish)の作戦ばかりを考えた。というのも,ポイントレースの直後にチームスプリンが控えているからである。日本マスターズ大会ともなると,レギュレーションがきつく(本当は当たり前のことだが),理由のない欠場にはペナルティーが科せられる。前の大会では罰金1000円が課せられたこともあるようだ。ポイントレースが始まって「こりゃ駄目だ」とすぐにあきらめてしまった。そして予定通りに最初の5周回で降りてしまった。それでもたっぷりと汗をかいたので,直後のチームスプリントのための良いウォーミングアップにはなった。チームスプリントは取手バンクでの練習仲間(54歳,42歳)に誘われての出場であるが,あらかじめ「ロードにでるから期待しないでくれ」と言い訳をしておいた。しかし,日本サイクルスポーツセンターのロードコースを走ったことのない仲間には分かるはずがなかった。それでも承知したからにはとばかりに,第一走者を務めた。スタートでふらついたり,300mでタレてしまったり散々であった。ゴール後に仲間は「直線でよく伸びた」,「間隔が空いてしまった」などと慰めとも,褒め言葉ともわからぬ言葉を掛けてくれた。

かくして今年のレースは終わった。Kさんから「来年は取手でライバルとして走りましょう」と挑戦状をたたきつけられてしまった。永遠のライバルS君のほかにもう一人ライバルができてしまった。しかし,来年の春は自分はどうなっているか分からないのだが… 不甲斐ない結果はこうだった。

男子個人ロードレース<6部>(30km)1:09:46 9位/13人

男子1kmタイムトライアル<6部>    1’26″139 7位/11人

男子10kmポイントレース<3,4,5,6部> DNF

男子チームスプリント         1’31″398 11位/24チーム

  2 Responses to “日本スポーツマスターズ2009”

  1. katasanコメントありがとうございます。いやはや,愉快で面白いとは! う〜〜ん,来年の取手でガチンコ勝負しましょうかね〜。それにはと,DCの学生に聞いてみたら,Wingate testの条件で30秒のモガキ&4分のrecoveryを5本,というメニューを示されました。自分にとっては死にそうな… この冬の過ごし方で取手の記録が左右されますね。で,明日はシニアチームの連中と(自分はまだ若手の部類)川越150kmツーリングに行ってきます。このblogも来年3月で畳む予定です。それまで,ちょいちょい覗いて見てください。ところで,どんなフレームでしょうか? Lookとか?!

  2.  マスターズ、ご苦労様でした。いつもは人が走っているのを見るだけでしたが、いざ走ってみると、これまた
    結構愉快で面白いということが分かりました。調子に乗って、フレームを買ってしまいました。これで十八日に
    花月園である神奈川県のレースにオープンで出てみようと決心しました。今度は1分25秒を切りたいですね。
    それでは来年の取手を目指すことにします。

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